仮契約1番乗り!根尾は立浪型?それとも荒木型?

印刷する このエントリーをはてなブックマークに追加   
2018.11.08

 日本シリーズも終了し、プロ野球はオフシーズンへと突入した。戦力外通告、新外国人選手獲得、ドラフト指名選手との仮契約、FA宣言……と編成面の話題がメディアを賑わせている。今年のドラフト指名選手で最も注目度が高い、と言っても過言ではない根尾 昂大阪桐蔭→中日1位)も仮契約を締結した。

 その日本シリーズの熱戦が終わった翌11月4日に根尾は中日と初交渉し、ドラフト指名選手のなかで最速の仮契約となった。根尾はその席では二刀流ではなく、遊撃手一本で勝負することも伝えたという。開幕一軍、そしてレギュラー奪取となるのか注目が集まる。

じっくり育てられた荒木と1年目からレギュラーの立浪



根尾 昂(大阪桐蔭)

 さて、その中日が高校生内野手をドラフト1位で獲得したのは、2011年の高橋 周平東海大甲府)以来7年ぶりとなる。高橋も大きな期待をかけられ1年目から一軍で41試合に出場し、2本塁打を記録している。その後は少し伸び悩んだものの、今シーズンは自身初となる規定打席にも到達し打率.254、11本塁打、69打点とまずまずの成績を残した。中日がじっくりと時間をかけて、成長を促してきた例と言っていいだろう。

 分離ドラフトを除くと、中日の高校生内野手のドラフト1位には2003年の中川裕貴(中京)、2002年の森岡良介(明徳義塾)、そして1995年の荒木雅博(熊本工)の名前があがる。中川、森岡は大きな実績を残すことはできなかったが、荒木は走塁、守備で実力を発揮し2000本安打を達成。長きに渡ってチームを支えてきた。その荒木も1年目は一軍出場がなく、デビューは2年目だった。また、初めて規定打席に到達したのは2002年とプロ入り7年目のこと。やはり、徐々に実力をつけてきたパターンだ。

 荒木の前は1987年の立浪 和義PL学園)となる。立浪は高卒1年目から遊撃手でレギュラーを獲得し、ゴールデングラブ賞を受賞。その後も通算2480安打を放ち名球会入りも果たしたレジェンドだ。立浪以降、高卒新人野手の新人王は誕生していないことからも、その偉大さはわかるだろう。

 根尾は荒木や高橋のようにじっくりと育てられるのか、はたまた立浪のように1年目からレギュラーを奪う活躍をみせるのだろうか。その動向に注目したい。

(記事=勝田 聡)

【関連記事】
第6回 スポーツライター・小関順二さん×高校野球ドットコム副編集長・河嶋宗一の12球団ドラフト分析予想【阪神タイガース編】【プロ12球団ドラフト分析2018】
ドラフト特別企画!小関順二さん×河嶋宗一による12球団ドラフト分析予想【中日ドラゴンズ編】 【ニュース - コラム】
第5回 スポーツライター・小関順二さん×高校野球ドットコム副編集長・河嶋宗一の12球団ドラフト分析予想【中日ドラゴンズ編】【プロ12球団ドラフト分析2018】
藤原、根尾、小園…高校生野手の初回入札はあるか? 【ニュース - 高校野球関連】
第86回 明徳義塾の一校独走を阻止すべく、高知と復活の兆しの土佐が食い下がれるか【47都道府県 高校野球勢力図の変化】
第628回 徳島インディゴソックス・大藏 彰人投手(中日ドラゴンズ育成1位指名)挫折を越え、野球愛を叫び、開けた「NPB」の扉 【2017年インタビュー】
第615回 あのイ・ジョンフ、キム・ハソンもU18日本代表と戦っていた!日本と対戦経験のある韓国戦士を紹介!【大会展望・総括コラム】
第553回 中日ドラゴンズ 荒木 雅博選手(熊本工出身)「理想となるグラブの作り方」【前編】 【2017年インタビュー】
第80回 小笠原 慎之介「『甲子園優勝左腕』から『竜のエース』へ」【ドラフト特集】
第466回 柳 裕也投手(横浜-明治大)「横浜高時代に取り組んだ猛練習漬けのトレーニング」・前編 【2016年インタビュー】
第401回 中日ドラゴンズ 荒木 雅博選手【後編】「練習では緊張して、試合では気楽に小技を決めよう」 【2016年インタビュー】
第400回 中日ドラゴンズ 荒木 雅博選手【前編】「バント成功の秘訣は『間』と『コース』」 【2016年インタビュー】
高橋 周平(東海大甲府) 【選手名鑑】

コメントを投稿する

前の記事:
花咲徳栄出身の綱脇慧を育てた東京城南ボーイズ(東京)に迫る!
次の記事:
奥川恭伸が特Aに!ドラフト候補一覧を更新
最新ニューストップに戻る サイトトップに戻る