哀しみの開会式を救った「感動的選手宣誓」

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2018.07.12

 7月12日(木)。11時から愛媛県松山市の坊っちゃんスタジアムで「第100回全国高等学校野球選手権記念愛媛大会」の開会式が開催された。

  

 今もなお「平成30年7月豪雨」の傷跡が色濃く残る愛媛県。日々の生活にも事欠く影響は開会式にも垣間見えた。弓削商船は学校が位置する上島町の断水等に伴う休校期間中。多くを占める県外選手も学校に長期滞在できないため開会式は欠席。59校・58チームによる入場行進となった。さらに入場行進後は、国旗掲揚前に県内26人の犠牲者への哀悼の意を表する1分間の黙とうが行われた。

  その後、式は済美キャプテン・池内 優一(3年・三塁手・180センチ82キロ・右投右打・今治中央ボーイズ出身)による優勝旗返還。愛媛県高等学校野球連盟・宮部 隆彦会長による大会会長あいさつと進み、最後に今治明徳キャプテン・武内 元(3年・三塁手・170センチ63キロ・右投右打・今治市立朝倉中出身)が選手宣誓の壇上に立った。

  

 全文は下記に記すが、武内だけでなく、今治明徳の学校全体が想いを受け止め、言葉に表現した過去の全国を含めても三本の指に入る「感動的選手宣誓」であった。スタジアムに巻き起こる万雷の拍手。哀しみの開会式は、この瞬間7月27日(金)の決勝戦まで全力で駆け抜ける中で「えひめに元気と勇気を与える」誓いの式と変化したのであった。

<今治明徳キャプテン・武内 元(3年・三塁手・170センチ63キロ・右投右打・今治市立朝倉中出身)選手宣誓全文>

 宣誓
 愛媛県は今、「平成30年度7月豪雨」による甚大な被害を受け、不安と混乱の渦中にあります。
 被害の大きい南予地区では、全ての方々が一丸になり頑張っておられます。
 そのような状況の中でも、人は、仲間と共に助け合うことで、大きな壁を乗り越えることができると信じています。
 私たち高校球児が今できること。それは、多くの方々に元気と勇気を届けられるよう、一生懸命プレーすることです。
 くしくも今年は、第100回全国高等学校野球選手権記念愛媛大会です。大正・昭和・平成にわたり、高校野球は、多くの感動や元気、そして笑顔を与えてくれました。 いま、私たちがそれを継承する番です。
 先輩方が築いてこられた歴史と伝統に学び、野球を支えている人への感謝の気持ちと、大好きな野球ができていることへの感謝の気持ちと、大好きな野球ができる喜びを忘れず
 私たちの夢舞台である「夏の平成最後の甲子園」を目指して、最後まで堂々と、全身全霊でプレーすることを、誓います。

 平成30年7月12日 選手代表 今治明徳高等学校 野球部主将 武内 元(たけうち・はじめ)

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