
昨日(7月1日)は選抜王者の大阪桐蔭(北大阪)とベスト4の東海大相模(北神奈川)が地方大会直前恒例となった練習試合を行いました。
大阪桐蔭の西谷浩一監督と、東海大相模の門馬敬治監督はともに昭和44年生まれの同世代。そういう繋がりもあり、ここ5年は東海大相模が夏直前の土曜夜に大阪にきて、甲子園出場時と同じ宿舎に泊まって、翌日に練習試合を行っています。
「私にとっては大切な試合。1年間の中で一番大事な練習試合と言いますか、お互い色んな意見交換もできますし、当然ながらトップレベルのチームとやって今のチームの状況もわかります。素直に色んなことを聞ける監督さんなので、お互い思っていることを話せる。有意義なゲームができました」と西谷浩一監督はこの練習試合の位置づけを話します。門馬監督も、「日本一のチームとやるということは、自分達がそこで何を感じるか。見て凄いなと感じるよりは、実際に試合をやって何を感じるか。まして勝負ですから、勝ち負けもつく。昨日からこっち(大阪)にきまして、その1日が彼らの財産になる。ただし勘違いをしない財産にしたい」と話しました。
春の選抜準決勝では東海大相模が敗れた後、大阪桐蔭とのベンチの入れ替えが同じ一塁側だったということもあり、門馬監督は「乗り越えなくてはいけない相手とやってきたのに、ウチが先に(甲子園を)去った」とも話しました。西谷監督も、「実際に戦ってなかったですが、良いチームなのは間違いないですし、良い時期にやらせていただいてありがたいです」と夏へ向けて刺激を受けたことを話しました。
お互いが意識する相手として、肌でぶつかりあって勝負の夏に向かう。どのチーム、どの監督さんにもそういった方やチームがあるのではないでしょうか。
大阪桐蔭が出場する北大阪大会は7日、東海大相模が出場する北神奈川大会は8日に開幕します。
組み合わせ&応援メッセージ
■ 第100回 全国高等学校野球選手権記念 北神奈川大会
■ 第100回 全国高等学校野球選手権記念 北大阪大会
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(文:松倉 雄太)