大阪ベスト16決定!大体大浪商のエース・立石 健を10球団のNPBスカウトが視察
今日は春季大阪府予選の話題。昨日4回戦(ベスト32)が行われました。
他地区と違って夏のシード権のしがらみがないため、今春も例年通り夏の南大阪と北大阪を混ぜて大会を開催していますが、32強には南北ともに16校ずつが残りました。さらに公立(府立と市立)と私立も16校ずつと偶然が重なりました。
そんな中で昨日は、南大阪対北大阪の試合が3試合あった[stadium]南港中央球場[/stadium]の試合を見てきました。
注目は第3試合。今大会初先発となった大体大浪商のエース・立石健を10球団のNPBスカウトが視察しました。結果は9回5失点。立ち上がりから「三振をとってやろうとしてしまった」と力みが目立ち、5回の2失点は連続押し出し四球。
立石健(大体大浪商)
しかし5回終了後に四田勝康監督が声をかけます。試合後に指揮官に聞くと、「相手のバットが届かない所に投げようとするのではなく、バットが届く所に勇気を持って投げたらどうや」と話したことを明かしました。6回以降は力みが少なくなり1失点。9回に4番・吉田颯汰選手の本塁打で追加点をもらったときは、ベンチ前で大きなガッツポーズをして喜んだ立石投手。春の目標を聞くと、「(夏は別ブロックになる)大阪桐蔭を倒すことと」ときっぱりと答えてくれました。
一方、敗れた東海大大阪仰星は4回のビッグイニングが響きました。上林健は試合後、先発した笹沼歩投手に「今日の結果だけを背負わないように」と声をかけていました。「笹沼は、今日はダメでしたがずっと調子が良かった。反省するところは反省して、背負いすぎないように」という思いで声をかけたことを話しました。二番手で登板した背番号1の左腕・田中勇太投手が好投。この日は登板がなかった河内大地投手と3枚看板を形成します。夏へ向けては「1年生がどう入ってくるか」と更なる底上げを期待していました。敗れはしましたが夏が楽しみなチームです。
なお、4月から正式校名が≪東海大学付属大阪仰星高等学校≫に改称されました。堀口直也部長は、「(学校法人東海大学の)東海大系列校に地名がつくようになり、ウチが(変更の)最後でした」と話します。この日の場内放送や、大阪府高野連のHPでは≪東海大仰星≫になっていますが、今後は≪東海大大阪仰星≫と表記します。
藤原涼太(寝屋川)
第2試合ではこの日の[stadium]南港中央球場[/stadium]唯一の公立校である寝屋川が快勝。昨年からのエース・藤原涼太投手が3安打1失点無四球と好投。打者としても3番を打ち、5打数5安打の大活躍。達大輔監督は、「藤原は前回が4打数4安打でその前が4打数3安打。この春は神がかっていますね」と話していました。チームとしても多彩な攻めと守りが随所に見られ、夏へ向けての成長が楽しみ。今日(5日)の5回戦では刀根山と対戦します。
大阪は今日、ベスト8をかけた5回戦です。
平成30年度 春季近畿地区 高校野球大会 大阪府予選 | |
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B準決勝 | 初芝立命館 17 - 5 興國 豊中ローズ球場 (豊中市豊島公園野球場) 応援メッセージ |
東大阪大柏原 4 - 3 池田 大阪市南港中央野球場 応援メッセージ |
平成30年度 春季近畿地区 高校野球大会 大阪府予選 | |
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A準決勝 | 近大泉州 4 - 0 箕面学園 豊中ローズ球場 (豊中市豊島公園野球場) 応援メッセージ |
関大北陽 8 - 5 阪南大高 大阪市南港中央野球場 応援メッセージ |
平成30年度 春季近畿地区 高校野球大会 大阪府予選 | |
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C準決勝 | 寝屋川 7 - 0 刀根山 大阪シティ信用金庫スタジアム 応援メッセージ |
大阪桐蔭 5 - 0 大阪商大堺 大阪シティ信用金庫スタジアム 応援メッセージ |
平成30年度 春季近畿地区 高校野球大会 大阪府予選 | |
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D準決勝 | 吹田 9 - 7 堺 大阪市南港中央野球場 応援メッセージ |
大体大浪商 11 - 7 大塚 大阪シティ信用金庫スタジアム 応援メッセージ |
(文:松倉雄太)