松山聖陵・応援旗の前で誓う甲子園初勝利!

 3月23日(金)より13日間の日程で兵庫県西宮市の阪神甲子園球場で開催される「第90回記念選抜高等学校野球大会」に初出場する松山聖陵。出場各校に授与されるセンバツ旗に加え、甲子園大会・愛媛県代表甲子園大会出場の証として恒例行事化している「愛媛県応援旗」の贈呈式が、3月2日(金)16時から愛媛県松山市の愛媛県庁で行われた。

 贈呈式ではまず、中村 時広・愛媛県知事が松山聖陵・渡部 正治校長へスクールカラーと同じえんじ色に染め上げられた縦180㎝・横265㎝の応援旗を贈呈。続いて中村知事は激励のことばにおいて「愛媛県大会では逆転に次ぐ逆転で勝ち進んできた」など昨秋の試合内容を高く評価した上で「まずは甲子園1勝をなんとしても全力で勝ち取ってもらって、その勢いに乗って愛媛県では2013年の済美準優勝ない、上位進出を狙ってもらう吉報を待っています」とエールを送った。

 これに対し、渡部校長は「今の2年生は一昨年夏の甲子園で当時の3年生たちが一生懸命に戦って、最後にサヨナラで負けて涙を流した姿を見ている。卒業した生徒からも『必ず勝ってくれ』と激励も受けているので、愛媛の代表、四国の代表として恥じない戦いをしたい。本日はありがとうございました」と謝辞を述べ、写真撮影では中村知事と眞榮城 隆広主将(2年・三塁手)が応援旗の前で硬い握手を交わした。

 贈呈式終了後の記者対応では眞榮城主将が「応援旗を受け取って甲子園に出ることを改めて実感した。今までやってきたことを信じ、先輩が果たせなかった甲子園初勝利をつかめるように、泥臭く相手よりも1点多く取って勝ちきる野球をしたい」と決意を述べると、荷川取 秀明監督も「はじめての甲子園(一昨年の夏)は甲子園からエネルギーをもらえたからこそ、最後までピンチをしのげたと思う。そしてサヨナラ負けの『1球』の口惜しさを持っていたことがセンバツにつながったと思ったし、四国大会での悔しさもセンバツにつなげて、まず1勝。そして愛媛県勢の甲子園勝率を上げることに貢献したい」と意気込みを語った。

 かくして試合当日はアルプススタンド最上部にはためくことになる応援旗の前で「甲子園初勝利」をつかみ獲ることを誓った松山聖陵。今後は3月7日(木)から12日(火)までの沖縄遠征を実施。8日(木)からの4日間では未来沖縄前原興南日本文理大附(大分)、那覇商沖繩工(東風平球場開催)、那覇名護(東風平球場開催)と2試合ずつ8試合の武者修行で、一気に甲子園初勝利・その上を目指す臨戦モードへとボルテージを高めていく。

(文・寺下 友徳

【戦歴・選手名鑑】  松山聖陵