いま話題のウイルソンのグラブ工場に潜入!グラブ完成の工程を教えて!
Wilson Glove Story: 01 Craftsmanship ウイルソンスタッフができるまで
クリスマスまであと5日となりました。今年のクリスマスプレゼントに、グラブをお願いしてみてはいかがですか?今回は最近、話題のウイルソンのグラブが完成するまでの工程をまとめたオススメ動画を紹介します!
ウイルソン・グラブの最高峰シリーズ「ウイルソンスタッフ」は、鹿児島県阿久根市で作られています。MLBプレーヤー用グラブから、日本用プロアマのグラブまで、全て職人さんの手で作っています。普段は決して見られないグラブ作りの舞台裏に潜入しました!
- ウイルソンのグラブができるまで
-
鹿児島県阿久根市のグラブ工場にて
グラブ工場の村井英明さん(ケイエスエス代表取締役)は、こう話します。
「革が一番ですね。革が悪いと良いグラブはできません。現場のスタッフは60名弱です。アメリカのメジャーの選手のグラブを270名分は毎年作っていると思います。国内用も高校生が使うグラブを一番メインに作っているんです」▼01 裁断
カッティングの方向と場所があるんですが、それを間違えると、「とんでもないグラブ」ができちゃうとか?!
▼02 刻印
革に「Wilson」ブランドの刻印を押します。温度は240~250℃くらいで焼いていきます。
▼03 刺繍
次にオーダーグラブの刺繍を縫います。刺繍の糸は20色以上!文字のスタイルも選手の希望に合わせて縫っていきます。
▼04 革漉き(かわすき)
革を薄くすいて、2.2~2.4ミリの厚さがある革を1.6ミリぐらいにします。この工程の目的は、「軽さを追求する」ためです。
▼05 縫製(ほうせい)
グラブにはパーツがたくさんありますが、これらをすべて縫い合わせます。この工程は職人技術の腕の見せ所!グラブ作りを何年も経験しないと、すぐに出来るようにはならない工程です。ここでは、他のメーカーさんはやっていない独自の工程で、グラブの指先を強くするための工夫も施しています。
▼06 成形
仕上がった時にグラブに歪みがないよう、「成形」をしっかりと行うことがポイントになります。
▼07 縁縫い
その後も「縁縫い」や「型付け」の工程を経て、グラブは仕上がります。特に「型付け」では、手を入れた時に、手のひらがグラブ全体にピタッと吸い付く感じをイメージして、職人さんがグラブに最後の魂を吹き込みます。「どこかに隙間ができると、完璧なグラブにはならないんですよ」というほど、徹底したこだわりでつくられているウイルソンのグラブ。
守備率10割が世界一のグラブ
最後に、阿久根工場のウイルソンの職人さんたちが教えてくれました。
-
「我々が『守備率10割』を目指しているということ。これを達成できるものが、世界一のグラブだと思います』
いかがでしたでしょうか。職人さんが情熱をかけたこだわりのグラブが作られている光景は、なんだかワクワクしますね。洗練された「ウイルソンスタッフ」が、皆さんの堅実な守備の実現をこれからも支えていきます!
職人のこだわりがつまったウイルソンの製品をもっと知りたい
・ウイルソン公式サイト