海老名リトル先発の松平、7回1失点の好投で都筑中央ボーイズを抑え、決勝戦へ！
ガッツポーズを見せる松平 康稔（海老名リトルシニア）
ベイスターズカップ準決勝
ベイスターズカップ準決勝、海老名リトルシニア対都筑中央ボーイズの試合。海老名リトルシニア先発松平 康稔と、都筑中央ボーイズ先発高松屋 翔音の白熱した投手戦となる。
両投手とも、序盤はランナーは出すが、そのあとをきっちり打ち取りチャンスを作らせない。松平は120キロ前後のストレート、90キロ台の変化球をうまく使い、打者を打ち取っていく。対する高松屋は115キロほどのストレートと緩い変化球で打者を抑える。独特なフォームから繰り出されるストレートは球速以上のものを感じていたかもしれない。
先にチャンスを迎えたのは都筑中央ボーイズ。2アウトから才津 鉱大を四球で歩かる。才津が盗塁を決め二死二塁。2番内藤 陽大にも四球を出してしまい二死一、二塁。ここで松平は3番山田 和を空振り三振に切って取り、チャンスを切り抜ける。
いい流れのまま裏の攻撃に入った海老名リトルシニアは四球やエラーなどで二死二、三塁のチャンス。しかし高松屋がフルカウントから、4番加藤 響を中飛に打ち取り踏ん張りを見せる。
試合が動いたのは4回裏の海老名リトルシニアの攻撃。5番松平が左中間を破る三塁打を放つと、7番木村 翔馬の打席で高松屋が暴投。先制点を奪う。木村が二塁打、久保田 優之介が左前打で無死一、三塁の追加点を奪うチャンス。しかし、一塁牽制で三塁走者が飛び出し、牽制死。続く藤原 脩が空振り三振。追加点を奪えない。
すると都筑中央ボーイズが反撃を見せる。2本のヒットなどで、一死一、三塁のチャンス。ここで一塁ランナーが盗塁。捕手が暴投してしまい、ランナーが生還。1対1の同点に持ち込む。
高松屋翔音（都筑中央ボーイズ）
5回裏、試合が大きく動く。先頭前田 泰聖が三塁打、エラーなどがあり、二死二、三塁。ピッチャーが小田 駿太郎にスイッチ。この場面で再び松平が左中間を破る二点二塁適時打を放ち3対1。続く石井 智大も適時三塁打を打ち、4対1になる。
都筑中央ボーイズは6回表、一死一塁から4番枯木 拓渡が右前打を打つ。一塁走者が三塁に向かうが、これをライト木村が好返球で刺殺。後続の打者も打ち取り、ピンチを凌ぐ。
最終回は松平がしっかり締めゲームセット。4対1で海老名リトルシニアが決勝に駒を進めた。
両投手とも我慢のピッチングを続けたが、海老名リトルシニアの打者の思い切りのいいスイングが、試合の均衡を破った。神奈川ナンバーワンを決める大会の準決勝にふさわしい、レベルの高い試合だったと言えるだろう。
