剛腕左腕・塹江敦哉(高松北-広島東洋)が20歳を迎えたシーズンで一軍定着を狙う
塹江敦哉投手(広島東洋カープ)
写真は高松北高校時代のプレーシーン
剛腕左腕・塹江敦哉(高松北-広島東洋)が20歳を迎えたシーズンで一軍定着を狙う
広島東洋カープの塹江敦哉(高松北出身)が2月21日、20歳の誕生日を迎えた。カープ期待の速球派左腕として期待がかかっている。
塹江といえば、高校時代、安楽智大(済美)とともに2014年の四国の高校野球界を背負った剛腕左腕として注目された投手だ。
最後の夏の活躍を振り返ると、まさに剛腕・塹江というべき活躍であった。初戦の多度津戦では、5失点したものの、毎回の14三振を奪う快投で完投勝利。さらに最速149キロを計測。そして2回戦の藤井戦では、常時140キロ台(最速148キロ)を計測したストレートと、130キロ台と120キロ台の2種類球速帯を持つスライダー。そして不規則な軌道で落ちる120キロ台チェンジアップで6者連続三振含む11奪三振の快投で、8回1失点の快投。さらに本塁打も放ち、投打で大活躍。しかし3回戦で観音寺中央に敗れ、塹江の夏は終わった。
甲子園出場はならなかったが、塹江の将来性を高く評価され、広島東洋カープからドラフト3位指名を受け、プロの門を叩いた。
1年目は二軍で7試合に登板し、防御率2.45の好成績を残し、2年目は17試合に登板し、2勝3敗。昨年はフレッシュ・オールスターに登板し、最速153キロを計測。さらにU-23ワールドカップに選出されるなど貴重な経験を積んでいる。
昨年は一軍デビューも果たし、3試合に登板。防御率11.37と一軍のレベルの高さを痛感したが、それも糧となっている。
大人になった今シーズン。自慢の球速も150キロを超えるようになり、一歩ずつ進化を見せている。飛躍のシーズンとするために、与えられたチャンスをモノにする。