ラミレス監督の目に留まった細川成也(横浜DeNA・明秀日立出身)はどんな選手?
細川成也選手
ラミレス監督の目に留まった細川成也(横浜DeNA・明秀日立出身)はどんな選手?
昨年、横浜DeNAベイスターズ5位指名を受けた細川成也(明秀日立出身)。5日、二軍キャンプを訪れていたラミレス監督の目に留まった。ラミレス監督は細川のパワフルな打撃を評価し、12日に行われる一軍の紅白戦に呼ぶことを明かした。細川のパワーについて、ラミレス監督だけではなく、首脳陣、ファンからも「18歳とは思えないパワーだ」という評判だ。
注目なのが181センチ85キロを誇る恵まれた体つきだ。二の腕の太さや太ももの太さは威圧感があり、さらにベンチプレス130キロ、スクワット220キロと高校生離れした筋力的数値をたたき出した。細川は普段の練習からロングティーを行っているが、レフトのライン線上からバックスクリーンを超える当たりを何度も連発していた。
細川の高校3年間、自慢のパワーを生かすための技術習得に時間をあててきた。課題としていたコンタクト能力は年々、磨きがかかり、3年生になってから急激に本塁打数を伸ばし、高校通算63本塁打まで達した。
こうして自慢のパワーを評価されて、プロ入りを実現させた細川だが、課題はまだまだ多い。変化球の対応、不調時に陥ったときの技術的な修正が細川の課題である。プロで活躍するスラッガーが大成するまでの過程を振り返ると、長い時間をかけて育てている。細川も一軍で大成するまでには多くの実戦を要する必要があり、横浜DeNAが我慢して育てる姿勢が必要となる。
幸運なのはラミレス監督の目に留まったこと。昨年は千葉英和出身の網谷圭将を第二の筒香と期待して、一軍キャンプのメンバーに抜擢し、育成する姿勢を見せている。
12日の紅白戦までケガすることなく、元気な姿で試合を迎え、自慢のフルスイングを見せつけていってほしい。