社会人野球チームも続々と鹿児島県内でキャンプイン!社会人選手の取り組む姿勢に注目!
キャンプの様子
社会人野球チームも続々と鹿児島県内でキャンプイン!社会人選手の取り組む姿勢に注目!
本日からプロ野球のキャンプが一斉に始まった。実はプロ野球だけではなく、大学、社会人野球。また一部の高校でもキャンプを実施するなど、まさに2月は野球シーズンの本格的な幕開けとなる。
社会人野球の強豪・JR東海が1月31日から、薩摩川内市の総合運動公園野球場で春季キャンプをスタートさせている。離島も含めた県内では、2、3月に社会人10チームが春季キャンプを張る。
JR東海が薩摩川内でキャンプを張るのは今回が初めて。都市対抗出場27回、最高成績準優勝2回の実績を誇る名門チームだが、昨年は東海地区予選で敗退し、連続出場が途切れた。チームカラーである投手を中心にした守りの野球の原点を磨き直すべく「一新~それぞれの想いを一つに~」を今季のスローガンに掲げた。大学卒4人と移籍1人の5人の投手を補強し、投手12人、野手19人、コーチングスタッフを含めて38人が2月13日まで同会場で練習に励む。
新キャンプ地に薩摩川内を選んだのは球場、室内練習場、ウエートトレーニング場などの施設が充実していることに加えて、温泉で疲労回復できるのも決め手になった。同市内の市比野温泉が宿泊地となっている。
初日は午後から野手陣はノック、打撃練習、投手陣は投球練習など基本練習で汗を流した。筆者は社会人野球の練習を初めてみたが、トスバッティングで引手、後ろ手、片手でもしっかり右、左、真ん中と正確に打ち返すバットコントロールの良さが目を引いた。鹿児島大野球部4年の船元光一が補助員として参加。ブルペンで投手陣のボールを受けた。「今まで見たことがないボールでワクワクした」。
3投手のボールを受けたが、スピードボールの本格派、制球が抜群に良い投手、ボールが手元で微妙に変化する技巧派投手と、タイプが違い、「指が痛くなりました」と苦笑する。
練習全体でも、先輩後輩に関係なくグラウンド整備や道具の準備を率先する姿や、アップなどで全員が溌剌と声を出している姿などが「勉強になった」と言う。筆者も野球のレベルや、選手たちの練習に臨む態度など、小中高校生が手本になりそうなことが多くあるように思えた。
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2、3月に県内でキャンプを実施するチームは以下の通り。
・鷺宮製作所(2月6―17日・日置市湯之元)
・三菱重工神戸・高砂(2月20日―3月2日・同)
・三菱日立パワーシステムズ(2月13―24日・指宿市)
・新日鐵住金東海REX(3月1―11日・同)
・新日鐵住金かずさマジック(2月17日―3月1日・霧島市国分)
・Honda熊本(1月29日―2月7日・天城町)
・日本製紙石巻(2月24日―3月12日・徳之島町、天城町)
・JX―ENEOS(2月11―21日・奄美市名瀬)
・大和高田クラブ(2月20日―3月1日・同)