史上最強の侍ジャパンU-18代表を目指して…来年のワールドカップへ向けて選考方法を見直し!
史上最強の侍ジャパンU-18代表を目指して…来年のワールドカップへ向けて一次選考の方法を見直し!
アジア選手権優勝を決めた侍ジャパンU-18代表
日本高野連が来年開催される第28回 WBSC U-18ベースボールワールドカップの一次選考について見直しする動きを発表した。今までは選抜大会後に、一次候補メンバーが発表されていたが、それが6月に発表されることになる。
また、今まで一次候補は、選抜に出場した32チームの中でのみ選んでいたが、来年から選抜出場以外の選手も候補となり、よりレベルの高い選手を一次候補から選出することが可能となった。
今まででも選抜に出場したチームから選ぶので、選手のレベルは高かったが、最強の選手を選べるか?というと難しい。選抜に出場しているチームに、必ずしもその世代を代表する選手がいるとは限らないからだ。
実際に今回、アジア制覇を果たしたメンバー18名のうち、一次候補に入っていた選手は4名のみ。ほぼ入れ替わり、今回のアジア制覇の原動力となった投手陣は選抜未出場の寺島成輝、堀瑞輝などが中心であった。世界一、アジア一を取るのならば、フラットな視点で、全国の逸材を発掘しようという流れとなっているのだ。
他のカテゴリーを見れば、U-15、大学、社会人は選考合宿を経て、選んでいて、また先日、アジア初制覇を果たした侍ジャパンU-12代表も、関西、関東でトライアウトを実施したうえで、15名を選んでいる。
今回の世代は清宮幸太郎を中心に野手の逸材が豊富だが、投手が未知数。世界で通用する投手を広い範囲で発掘することが大事になってくるのだ。
今年の投手陣は選ぶのが難しいと思わせるほどのハイレベルな選手が揃っていたが、2017年度の高校生投手も、選ぶのが難しいと思わせるほどの成長を見せることができるか。ぜひニュースターが登場し、来春の高校野球を盛り上げることを期待したい。