News

甲子園を沸かせたオコエ、平沢大河、廣岡大志が台湾の舞台で躍動!

2016.12.04

甲子園を沸かせたオコエ、平沢大河、廣岡大志が台湾の舞台で躍動! | 高校野球ドットコム

甲子園を沸かせたオコエ、平沢大河、廣岡大志が台湾の舞台で躍動!

 11月25日から開催されている2016アジアウインターベースボールリーグ(AWB)。NPBはイースタンリーグ選抜、ウエスタン選抜の2チームを派遣しているが、直接対決も行われており、12月3日に行われた直接対決では、イースタン選抜に出場した高卒1年目の打者たちが躍動した。

 まず1人目がオコエ瑠偉(東北楽天・2015年ドラフト1位)。この試合で4打数2安打の活躍。その2安打は二塁打、三塁打と大当たりを見せた。オコエは、今季一軍で、51試合に出場、打率.189に終わったが、プロ初本塁打を放ち、二軍では打率.222、5本塁打、24打点、14盗塁と高卒1年目としてはまずまずの成績を残した、そのオコエは、今年にかけて打撃フォームを改造。高校時代、ボールを強く叩けないスイングだったが、この1年で、スイング軌道も大きく改善され、強くボールをたたけるようになり、タイミングの取り方、ステップの取り方、豪快なフォロースルーとまさにMLBの打者を見ているかのようなスイングとなった。着実にステップアップを見せており、台湾の舞台でも豪快な打撃を見せている。

 そして2人目がこの試合でライトへ特大本塁打を放った平沢大河(千葉ロッテ・2015年ドラフト1位)。仙台育英時代、3年夏に甲子園3本塁打。その豪快な本塁打ぶりに多くの高校野球ファンをどよめかせた平沢。プロ1年目から一軍に出場し、53試合に出場し、7安打しか打てなかったがそのうち2本が二塁打、1本が三塁打なのだから、長打を打てる潜在能力を持った選手で特に二軍成績を見ると、7本塁打、34打点、打率.212とファームレベルではしっかりと長打を打てることを証明した。1年目では確実性という面で課題を残したが、ウインターリーグの経験が平沢の打撃力がさらに磨かれるきっかけとなるか。

 3人目はこの試合で同点となる特大3ランを放った廣岡 大志(東京ヤクルト・2015年ドラフト1位)である。高校通算25本塁打を誇る強打と物おじしない性格、そしてダイナミックな動きができる遊撃守備が評価されて、昨年ドラフト2位指名を受けた廣岡は、山田哲人の打撃フォームを模倣し、誰もが山田哲人だ!と思わせるほどのフォームになった。結果、イースタンリーグでは、113試合に出場し、10本塁打、47打点、打率.218をマーク。さらに一軍昇格した後は三浦大輔投手(横浜DeNA)からプロ初打席初本塁打を放ち、ファンを沸かせた。そしてU-23代表として世界一を経験。そしてウインターリーグと大きな経験を積んでいる。

 3人とも甲子園で一発を沸かせ、世代を代表する打者として注目を浴びた逸材でもある。ファンが願うは一軍の舞台でその豪打を見せることだろう。来年、一軍の舞台では今年以上の活躍を果たすために、残りの公式戦でブレイクのきっかけをつかんでいく。

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.23

「無欲すぎて就職希望だったところを……」紅林弘太郎(オリックス)、恩師が明かす高校3年間

2024.04.23

波乱の春季千葉大会!木更津総合、習志野、市立船橋、成田の強豪が夏ノーシードに回る事態に!

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!