甲子園を沸かせたオコエ、平沢大河、廣岡大志が台湾の舞台で躍動!
甲子園を沸かせたオコエ、平沢大河、廣岡大志が台湾の舞台で躍動!
11月25日から開催されている2016アジアウインターベースボールリーグ(AWB)。NPBはイースタンリーグ選抜、ウエスタン選抜の2チームを派遣しているが、直接対決も行われており、12月3日に行われた直接対決では、イースタン選抜に出場した高卒1年目の打者たちが躍動した。
まず1人目がオコエ瑠偉(東北楽天・2015年ドラフト1位)。この試合で4打数2安打の活躍。その2安打は二塁打、三塁打と大当たりを見せた。オコエは、今季一軍で、51試合に出場、打率.189に終わったが、プロ初本塁打を放ち、二軍では打率.222、5本塁打、24打点、14盗塁と高卒1年目としてはまずまずの成績を残した、そのオコエは、今年にかけて打撃フォームを改造。高校時代、ボールを強く叩けないスイングだったが、この1年で、スイング軌道も大きく改善され、強くボールをたたけるようになり、タイミングの取り方、ステップの取り方、豪快なフォロースルーとまさにMLBの打者を見ているかのようなスイングとなった。着実にステップアップを見せており、台湾の舞台でも豪快な打撃を見せている。
そして2人目がこの試合でライトへ特大本塁打を放った平沢大河(千葉ロッテ・2015年ドラフト1位)。仙台育英時代、3年夏に甲子園3本塁打。その豪快な本塁打ぶりに多くの高校野球ファンをどよめかせた平沢。プロ1年目から一軍に出場し、53試合に出場し、7安打しか打てなかったがそのうち2本が二塁打、1本が三塁打なのだから、長打を打てる潜在能力を持った選手で特に二軍成績を見ると、7本塁打、34打点、打率.212とファームレベルではしっかりと長打を打てることを証明した。1年目では確実性という面で課題を残したが、ウインターリーグの経験が平沢の打撃力がさらに磨かれるきっかけとなるか。
3人目はこの試合で同点となる特大3ランを放った廣岡 大志(東京ヤクルト・2015年ドラフト1位)である。高校通算25本塁打を誇る強打と物おじしない性格、そしてダイナミックな動きができる遊撃守備が評価されて、昨年ドラフト2位指名を受けた廣岡は、山田哲人の打撃フォームを模倣し、誰もが山田哲人だ!と思わせるほどのフォームになった。結果、イースタンリーグでは、113試合に出場し、10本塁打、47打点、打率.218をマーク。さらに一軍昇格した後は三浦大輔投手(横浜DeNA)からプロ初打席初本塁打を放ち、ファンを沸かせた。そしてU-23代表として世界一を経験。そしてウインターリーグと大きな経験を積んでいる。
3人とも甲子園で一発を沸かせ、世代を代表する打者として注目を浴びた逸材でもある。ファンが願うは一軍の舞台でその豪打を見せることだろう。来年、一軍の舞台では今年以上の活躍を果たすために、残りの公式戦でブレイクのきっかけをつかんでいく。