「若月健矢先輩に続け!」岡崎大輔選手、オリックス・バファローズから3位指名!
■「若月健矢先輩に続け!」岡崎大輔選手、オリックス・バファローズから3位指名!
「自分は指名されるかどうか、という選手だと思っていました。それが、こんなに評価していただけるなんて」
―オリックス・バファローズが、花咲徳栄の岡崎 大輔選手を3位指名。
同じ花咲徳栄で一足先に使命を受けた高橋 昂也選手が会見を行っている最中にその一報は飛び込んできた。岩井 隆監督も会見に出席、報道陣も会見場に移動していたため、その瞬間は居残りした校長室で関係者とともに静かに迎えたこととなった。
そんな岡崎選手が指名を受け会見場にあらわれると、報道陣からの大きな拍手、祝福はもちろん、中学から同じチームでともに切磋琢磨してきた高橋選手、それと恩師・岩井監督が笑顔で出迎えた。
「驚きと喜びに満ちています。オリックス・バファローズは若月(健矢)先輩が活躍しているチーム。とても心強いし自分も続きたい」とオリックスの印象を語るように、花咲徳栄出身の捕手・若月が在籍しており心強いことこの上ない。岩井監督もこの指名はとても喜んだ様子で「岡崎はとてもセンスのある選手。オリックスさんには若月を指名頂いたということもありご縁があるのだと思いますし、岡崎を高く評価いただけたのは嬉しい」と笑顔を見せた。
岡崎選手は地元・幸手市出身。小学1年生から野球を始め、埼玉県北の強豪チームで常に揉まれてきた。
「野球を始めた時からプロ野球選手になるという夢、目標は揺らがずに今日まできました。テレビはもちろん実際に球場に何度も見に行って…とにかく格好良くて憧れでした。」
78歳の祖父・健夫さんも一緒に野球選手への夢を応援し、一緒に追ってきてくれたという。「今日も家でテレビでチェックしてくれていると思います。もう、こっちに向かってきているかもしれません。早くおじいちゃんや家族に会って報告したいですね」とさらに顔を綻ばせた岡崎選手。今度は自分が憧れの存在になる番だ。プロ入りの抱負を聞かれると嬉しそうにこう言った。
「1日でも早く1軍に上がってプレーできるように、毎日毎日練習します。守備、スローイングの正確さは自信がありますが、体の線が細くてスイングしきれないのが自分の弱さ。しっかり鍛えたいです。」
夢が叶い浮かれるところがあってもいいはずだが、しっかりと自分を分析し、課題を前向きに見つめている。この冷静さはさすが強豪・花咲徳栄を主将として引っ張ってきた選手と言ったところだろう。中学、高校と主将を務め磨いてきたキャプテンシーは自分の強みと語る岡崎選手。「でも、プロはそんな選手ばかりのところ。自分も負けずにしっかり周囲を見て、打って走って守れる選手になることが目標です!」
どこまでも自分を持ち、しっかりしている岡崎選手。プロの世界での活躍が楽しみだ。