東邦・藤嶋選手と八戸学院光星・櫻井選手の元チームメイト対決を徹底リポート!直接対決は?
新企画!『バトルスタディーズ×グラゼニ女子芹玲那の夏の甲子園レポート』
第4回:東邦・藤嶋選手と八戸学院光星・櫻井選手の元チームメイト対決を徹底リポート!直接対決は?
スコアをつけつつ、試合を振り返っていきます!
皆さん、こんにちは!
グラゼニ女子芹 玲那です。
大会8日目の[stadium]甲子園球場[/stadium]は、なんと朝6時40分に満員通知が出る大盛況っぷり!
ここからもこの日のカードの注目度の高さが伺えますね。
今回は、第3試合・東邦vs八戸学院光星戦(試合レポート)をピックアップしてご紹介したいと思います!
前回の記事でご紹介しましたボーイズリーグ日本代表メンバー同士の対決の実現。
『バトルスタディーズ』でも、日本代表として共に世界の舞台で闘ったメンバーが高校でチームメイトとして再会したり、強敵として立ち塞がったり。
バトルスタディーズより
私はこのシーンがとても印象的でした。
お互いの実力を認めているライバル同士の勝負は本当に見応えがありますよね!
第3試合・東邦vs八戸学院光星(試合レポート)。
東邦のエースで4番、そして主将の藤嶋 健人選手と八戸学院光星のエース・櫻井 一樹選手は、2013年にJUNIOR ALL JAPAN(野茂ジャパン)としてアメリカ遠征等を共に経験しました。
この時のチームメイトに、山本 侑度選手(履正社)や藤本 海斗選手(九州国際大附)、高山 優希選手(大阪桐蔭)もいます。
すごいメンバーですね…!
今回は2人のエース対決に注目してみたいと思います。
スコアをつけつつ、試合を振り返っていきます!
東邦の先発は藤嶋 健人選手。今大会初登板!
前の試合(試合レポート)延長10回を一人で投げ抜いた八戸学院光星の櫻井 一樹選手はベンチスタートです。
1回表、青森大会でチーム盗塁21個の内9個の盗塁を決めている俊足の1番・伊藤 優平選手の見事なセーフティバント。
そして、一塁走者田城 飛翔選手と二塁走者伊藤 優平選手のダブルスチール。
八戸学院光星の機動力が藤嶋 健人選手を苦しめます。
5番花岡 小次郎選手のタイムリー内野安打で先制点!
しかし、花岡 小次郎選手の盗塁を高木 舜捕手が見事な送球で防ぎ3アウト。
追加点を許しません。
2回表は、先頭打者の小林 直輝選手のヒットと暴投で無死2塁のピンチを招くも、後をきっちり抑えて無失点。
藤嶋選手とピッチングと好守備が光ります。
そして、裏には先頭打者の藤嶋選手が四球で出塁し、5番小西慶治選手、7番高木舜選手のヒットで同点に追いつく!
3回表、再び八戸学院光星の強力打線が藤嶋選手を襲います。
1番伊藤選手がヒットで出塁すると、2番徳田選手をセカンドゴロに打ち取るも、3番田城選手へ死球。
4番益田選手のヒットで一死満塁。
5番花岡選手のタイムリーで八戸学院光星2点勝ち越し!
6番小林選手への死球で再び満塁のピンチとなったところで、ピッチャー交代。
前の試合先発の松山 仁彦選手がリリーフに入り、藤嶋選手はライトへ。
悔しそうな表情を見せるも、笑顔でチームメイトに声をかけ、ライトから声を出す姿。
さすが主将だと感じると共に、気迫あふれるプレーの藤嶋選手の魅力をこういったところでも感じました!
ここからは、打者としての櫻井 一樹選手とのチームメイト対決を楽しみに!
7回裏、和田 悠弥選手→戸田 将史選手からの投手リレーで、いよいよエース・櫻井 一樹選手の登板!
ここまでのスコアは、東邦 2対9 八戸学院光星。
この回、早速藤嶋選手と櫻井選手の直接対決が実現します!
2番浜嶋 良明選手のタイムリーで3対9とし、2アウト2塁で打者・4番藤嶋選手!
奥村捕手がマウンドの櫻井選手に声をかけにいき、いざ。
コントロールの良い櫻井選手が3球連続ボールと制球が乱れます。
3回裏にもタイムリーを打っていますし、やはりプレッシャーを感じているのでしょうか…。
しかし、その後はしっかりストライクを決め、フルカウント。
勝負を挑む櫻井・奥村バッテリー。6、7、8球目とファールが続き、見ている私も緊張…!
そして9球目。アウトコースの球を藤嶋選手が捉えてセンター前へタイムリーヒット!!
見応えのある勝負でした!
櫻井投手のコントロールも素晴らしいですし、やはり藤嶋選手のバッティングもすごいです!
そして、次の対決は9回裏です。
東邦 5対9 八戸学院光星で迎えた最終回。
3番松山選手のタイムリーで6対9。一死一塁。
4番藤嶋選手は初球を打ち上げ、センターフライ!
この勝負は櫻井・奥村バッテリーに軍配が上がりました。
ここからあの大逆転劇が始まります。
二死一塁から、5番小西選手、6番中西選手の連続ヒットで2点差。
7番高木選手のタイムリーツーベースで同点!二死二塁。
そして、8番鈴木理央選手のサヨナラヒット!
…高校野球は何が起きるか分からない。
まさにこの言葉通りの驚きの展開でした…。
チームの要がセンターフライに倒れ、2アウトと追い込まれた中、東邦の集中力は本当に素晴らしいと思いました。
それから、多くの選手が涙で崩れ落ちる中、八戸学院光星の主将・奥村 幸太選手の立ち振る舞い。
泣いている選手の肩を支え、グラウンドを去る最後の最後までチームを引っ張っている姿に感動しました。
そんな奥村選手は、試合後のインタビューで「櫻井は今までチームを引っ張ってきた存在。悔いはありません」と語っていました。
櫻井選手は「この経験を忘れずに、野球を続けたい」と。
強い選手たちですね…。
引退する選手のこれからの野球人生、八戸学院光星の新チームでの闘いも応援していきたいと思いました。
この試合のスコアシートは、大切に保管しておきます!
次回の記事では、第4試合の横浜vs履正社戦をピックアップ!
寺島 成輝選手(履正社)と公家 響選手(横浜)は、世界少年野球大会日本代表のチームメイト!
そして、東西の雄と呼ばれている寺島 成輝選手と藤平 尚真選手(横浜)は自他ともに認めるライバルです。
終始息をのむ、レベルの高い好ゲームでしたね。
あの選手も世界の舞台を経験していたり、後輩だったり…
そんなことも交えつつ試合を振り返っていきたいと思います!
次回配信もどうぞ宜しくお願いします!
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★プロフィール★
芹 玲那(せり れいな)
週刊モーニングで連載中の野球漫画「グラゼニ」公認PRガール「グラゼニ女子」メンバー。
女優、育成型アイドル9-Bitsとしても活動中。
特技は選手権大会歴代優勝校の暗記。
主に東京都大会と甲子園中心に観戦。[stadium]神宮第二[/stadium]、[stadium]神宮球場[/stadium]、[stadium]甲子園球場[/stadium]への出没率が高いです。
見かけた際は是非声をかけて頂けたら嬉しいです!
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