ウェイトトレはトレーニングルームでしかできないわけじゃない!話題の琴奨菊トレは野球部御用達トレーニングだった
タイヤ引き、タイヤ押しはもちろんタイや投げまで!全身運動で体幹を強化する球児たち!
ウェイトトレはトレーニングルームでしかできないわけじゃない!
話題の琴奨菊トレは野球部御用達トレーニングだった
大相撲の琴奨菊関が、2月11日行われたNHK福祉大相撲に参加し、またまた注目を集めました。
3月からの春場所で綱取りを目指すために再始動している琴奨菊関。あの大きな体ですいすいと競技用自転車を漕ぎ、競輪選手も感嘆させるなど、他競技から学ぶ姿勢も貪欲。春からの活躍にも期待を持たせてくれます。
ケガがちだった琴奨菊関を変えたのは、いまや「琴奨菊トレーニング」と呼ばれるトレーニングの存在だったといいます。プロ野球でもキャンプ入り前、福岡ソフトバンクホークスの細川 亨選手が自主トレに取り入れたと話題にもなりました。
琴奨菊トレーニングとは、ケトルベル、タイヤ、ロープ、ハンマー回しのチェーンと取っ手、タイヤに入れる重りを使った全身運動が基本。ダンベルを連続で上げる、おもりを付けたロープを引く、タイヤを押す、引くと言った、どこの野球部でも取り入れているような基本的なものです。ちなみに、高校野球ドットコムでも以前、埼玉栄高校相撲部に教えて頂いたタイヤ押しトレーニング動画があります。物凄い迫力ですよ!
埼玉栄の動画や公開されている琴奨菊関の動画を見ると、駐車場や近所の公園と言った場所でトレーニングしていることがわかります。
皆さんの学校にも、このくらいのスペース、ありませんか?学校の体育館の脇や、通路、渡り廊下の横、部室棟…探せばいくらでもありそう。ウチには立派なウェイト場も施設も道具もないし…と言いにくいですね。学校によってはタイヤ引きをすることでグラウンド整備をしているというところもあるようです。
が、琴奨菊関は日本最強のパワー系格闘技・相撲の大関。やっている量や負荷のかけ方が半端ではありません。
いずれも体幹を鍛える物であるため、正しく行えば末端の筋肉は傷付けにくい、とのことですが、少し怖い気もしますよね。
琴奨菊関も、トレーナーにしっかりと見守ってもらいながら、そしてトレーニング後にはマッサージの専門家にケアしてもらいながらと、当たり前ですが注意をして行っています。
この冬のトレーニングでタイヤ引き等をやっている球児のみなさんも、その辛さは身をもって知っているはず。その辛さは無駄ではないのです!同時に、ケガの予防や体のケアもしっかりと行いたいものです。春の試合解禁まで1ヶ月のこの時期に大きな怪我をすることは何としても避けたいこと。
日々のトレーニングを頑張る球児の皆さん!自信をもってトレーニングして、ゆっくり体もいたわりましょう。