千葉ロッテ期待のドラ2・関谷亮太の投球の根幹を支える強靭な背筋力
千葉ロッテ期待のドラ2・関谷亮太の投球の根幹を支える強靭な背筋力
関谷亮太投手
千葉ロッテは今年に入ってから多くの話題を提供しています。平沢大河選手、成田翔選手、原嵩選手の高卒トリオがモデルデビューするなど華やかな話題が続いていますが、即戦力度でいえば、2位指名の関谷亮太投手、4位の東條大樹投手のJR東日本コンビ、ドラフト6位指名は、自動車学校の教官ながら140キロ後半の速球を投げる信樂 晃史投手、同じく140キロ後半の速球を投じる高野 圭佑投手（JR西日本）など社会人出身の投手がクローズアップされることになるでしょう。
その中でも最も期待されるのが関谷投手になるでしょう。関谷投手といえば、日大三―明治大を経てJR東日本入り。1年目から侍ジャパン社会人代表に選ばれるなど、まさにエリートです。その関谷投手の投球に迫ると、関谷投手といえば、珍しいテークバックが大きいフォームから145キロ前後の速球と独特の曲りをして急激に落ちるシンカーが持ち味の大型右腕。
その関谷投手が規格外の背筋力の数値を出したようです。この背筋力の高さが関谷投手の豪快な投球スタイルを支えているでしょう。
背筋トレーニングの様子
投手は背筋力が大事といわれますが、なぜ大事なのか。背筋力が強いことを求めているのではなく、背筋を鍛えることで、姿勢が良くことで、その後のピッチングに影響があるから。振り被ったときに、背筋を収縮させて、真っ直ぐ立つ動作が出来れば、全体の動きが良くなるので、大きな力を発揮出来る。大塚晶文コーチも現役時代、野茂英雄投手のトルネードに入る前の大きく振りかぶった時の動作がその後の投球に影響していると説明していました。
実際に背筋力を200キロ台にした投手を見ると、みな、140キロ～150キロまで速くなっています。ベースとなる筋力を鍛えたのはありますが、背筋を鍛えたことで、投球に好影響を与えたのは間違いありません。
関谷投手はノーワインドアップから始動しますが、左足を高々と上げても、バランスを崩すことなく、骨盤がしっかりと立った立ち方ができていて、その後、体重移動も実にスムーズです。あれほど振り下ろすフォームはよほどの体幹の強さがないと、140キロ以上の速球を投げることはできません。普段から体幹を大事にされていたようですし、今のバランスを崩さず、1年間投げ切って、千葉ロッテの勝利に数多く貢献することを期待したいですね。
