【選手権大会】下関商エース・森元奏、投げて打っての大活躍で延長戦を制す!(第3日目第4試合)
白樺学園(北北海道)と下関商(山口)が対戦!
【選手権大会 結果速報】下関商エース・森元奏、投げて打っての大活躍で延長戦を制す!
8月8日、第97回全国高等学校野球選手権大会の第4試合は、4年ぶり3回目出場の白樺学園(北北海道)と20年ぶり9回目出場の下関商(山口)の一戦が行われた。
やや強い雨の降る中、まず試合を動かしたのは下関商。1回裏、二死一塁から、4番・坂口 来斗が左中間を破るタイムリーツーベースを放ち、幸先よく1点を先制する。
白樺学園は3回表、四球とバント、ワイルドピッチで二死三塁のチャンスを手にすると、3番・池田 裕介が右中間を深々と破るタイムリースリーベースを放ち、すかさず同点に追いつく。
下関商にとって嫌な流れになりかけたところを救ったのは、先制打を打った4番・坂口だった。その裏、四球で出塁した冨岡 泰宏を一塁に置き、坂口が放ったのはライトフェンス直撃のタイムリースリーベース。再び下関商が勝ち越しに成功。さらに5番・益本 博正のスクイズで坂口が還り、下関商が3対1とリードを広げる。
4回表を終了した所で、甲子園付近まで雷鳴が轟いてきたため試合は中断。56分の間試合は止まることとなった。
再開後、下関商先発・森元 奏、白樺学園先発。河村 説人と後を受けた中野 祐一郎がそれぞれ好投を見せ、しばらく膠着状態に。しかし8回表、ランナー1人を置いて白樺学園4番・加藤 隆舗がレフトポール際に2ランホームランを叩き込み、3対3の同点に追いつく。試合は再び振り出しに。そしてこの日3試合連続の延長戦に突入することになった。
決着がついたのは11回裏。下関商は6番・阪本 雄稀を二塁に置き、ここまで1人で投げ抜いてきた森元がセンター前へ抜けるサヨナラタイムリーヒットを放ち、試合に終止符を打った。中断を挟んだ長い試合となったが、両チーム集中力を切らさずに戦い抜いたナイスゲームだった。勝った下関商は次戦、東海大甲府との対戦が決まった。
11
1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 計 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
白樺学園 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 |
下関商 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1x | 4 |
白樺学園:河村、中野-川波
下関商:森元-坂口
本塁打:加藤(白)
第97回全国高等学校野球選手権大会 第3日目 組み合わせ
第1試合 早稲田実 6 – 0 今治西
第2試合 敦賀気比 4x – 3 明徳義塾
第3試合 大阪偕星学園 7 – 3 比叡山
第4試合 下関商 4x – 3 白樺学園
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【高校野球ドットコム編集部】
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