2年ぶりVの東海大菅生 5番新井のバックスクリーン弾「あの1発が効いた」
5番新井瑛喜の2ランで東海大菅生が勝ち越しに成功した
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<秋季東京都高校野球大会:東海大菅生8-2二松学舎大附>◇13日◇決勝◇神宮
東海大菅生が2年ぶりに秋の東京を制した。前日の準決勝からの打順入れ替えが功を奏した。ここまで4番を張っていた新井 瑛喜内野手(2年)を5番に下げ、4番には新チームから正捕手となった北島 蒼大捕手(2年)を起用。「うまくハマったところが多かった」と若林弘泰監督の読みが当たった。
4番抜擢の北島は4打数4安打1打点を記録。「ここ3年間は福原がいて、だいぶ楽をしてきた分、北島を一から鍛え上げないと」と若林監督は1年春から正捕手だった福原 聖矢の後継者として北島に期待を寄せていた。
「3回戦の佼成学園戦あたりから自信をもってプレーしてくれた」と期待に応える活躍で、攻守でチームを牽引した。
そして「あの1発が効いた」と若林監督もペースをつかむターニングポイントに挙げたのが、5番新井の2ランだった。
1対1の同点で迎えた3回裏、2死一塁から「真っ直ぐを狙っていました」と真ん中高めの直球を振り抜くと、バックスクリーンへ大飛球を飛ばし、ダイヤモンドを全開で駆け回った。
公式戦初の本塁打は、チームに流れを呼び込む勝ち越し2ランとなった。「狙って行けとは言いましたが、バックスクリーンは初めて見ました。やっぱりホームランは相手投手に大きなダメージを与えることができるので、効いたと思います」と若林監督も新井の1発に目を丸くした。
長野県・松本ボーイズ出身の新井は「若林先生がカッコよかったので」と東海大菅生への入学を決めた理由を語った。
2年ぶりに秋の東京を制した東海大菅生。出場を決めた18日開幕の明治神宮大会では「日本一」を目指す。
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