敗戦にも背筋を伸ばしてバスに向かって歩くクラーク国際ナイン(写真提供=クラーク記念国際)

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〈第104回全国高等学校野球選手権大会 北・北海道大会 旭川大高4-2クラーク記念国際〉◇7月23日◇準決勝◇旭川スタルヒン

 クラーク記念国際が2018年と2019年夏に決勝で敗れた旭川大高に、3度目の対戦も苦杯をなめた。相手と同じ6安打を放ちながら、要所でタイムリーが出ずに2点差で競り負け、6年ぶりの夏の甲子園も、春夏連続甲子園の夢もついえた。

 1回表2死一、二塁。クラーク記念国際の左腕エース・山中 麟翔投手(3年)が「うまく打たせた」はずのボテボテのゴロが三遊間を抜け、先制点を献上したところから、歯車が狂いはじめた。その裏に4番・麻原 草太捕手(2年)の左中間を破る適時打で同点とするも、3回表に勝ち越しを許すと、追いつけなかった。山中は「初回を0点に抑えて、僕がチームに打撃の勢いを持ってこないといけなかった。せっかく背番号1をいただいているのに、情けない」と、唇をかんだ。

 山中から右横手の新岡 歩輝投手(2年)、最速148キロの右の剛腕・辻田 旭輝投手(3年)、最後は再び新岡歩とつないで打線の奮起を待ったが、7回表にスクイズなどで2失点。7回裏に1点を返し、なおも2死満塁と攻め立てたが、あと1本が出なかった。麻原捕手は「1年間、先輩たちに多くのことを学ばせてもらいました。また秋に北海道で優勝することで恩返ししたい」と前を向いた。

 昭和・平成・令和の3元号甲子園勝利を来年のセンバツ大会以降に持ち越した佐々木啓司監督は「残念。もう一度このチームで甲子園に行ってみたかった。ただこのチームは、(2年生の)新岡(歩)、麻原という最高の宝を残してくれた。また秋が楽しみだ」と優しく微笑んだ。舞台、メンバーが変わる秋もまた、クラーク国際が暴れてくれそうだ。

■7月23日の試合

第104回 全国高等学校野球選手権 北北海道大会

第104回 全国高等学校野球選手権 北北海道大会
準決勝 旭川大高    4  -  2    クラーク記念国際 旭川スタルヒン球場 応援メッセージ
旭川東    7  -  5    滝川西 旭川スタルヒン球場 応援メッセージ