薩摩おいどんカップ開幕!カテゴリーを超えた交流戦、亜大vsトヨタ「日本一決定戦」で幕開け
開幕宣言を行う川﨑宗則さん
鹿児島でキャンプを張る社会人、大学野球チームなどが交流戦をする「薩摩おいどんカップ2023」が2月23日に開幕した。鹿児島・姶良市のビーラインスポーツパーク姶良野球場では、亜細亜大VSトヨタ自動車、昨年大学、社会人でそれぞれ日本選手権を制したチーム同士の「日本一決定戦」の開幕戦があり、約2000人の観客がカテゴリーを超えたハイレベルな野球を見守った。
開幕戦に先立って開幕セレモニーがあり、小薗健一実行委員長が「野球の面白さ、魅力を伝えて、子供たちの夢への種まきをしたい」と挨拶。発起人でもある亜細亜大の生田勉監督は「野球人口減少に少しでも歯止めをかけたい。宮崎はWBCで、鹿児島はおいどんカップで、野球を盛り上げていきましょう!」と意気込みを語った。
大会アンバサダーで地元・姶良市出身のプロ野球選手・川﨑宗則さんが「カテゴリーを超えてハイレベルな野球が見られるのでワクワクする。選手の皆さんは思う存分野球を楽しんで、野球の楽しさを伝えてほしい」と開幕宣言した。
亜細亜大とトヨタ自動車の開幕戦は、緊迫した投手戦となったが、亜細亜大が6回裏に挙げた1点を守り切り、完封勝ちした。
大会は3月12日まで、姶良野球場をはじめ、鹿児島市の平和リース球場、日置市の伊集院球場、薩摩川内市の総合運動公園野球場などで開催され、大学、社会人、クラブチームに加えて、NPBの巨人、ソフトバンク、WBCに出場する中国代表も参加し、36チームが熱戦を繰り広げる。
観戦は無料。大会の詳細、対戦カード、試合日程などは公式サイトを参照。
https://oidon-cup.com/
(取材=政 純一郎)