U-18の主砲、明治大での早期デビュー目指す 「4年後にプロ入りして活躍したい」
内海 優太
2022年の明治神宮大会で優勝を飾るなど、大学球界屈指の強豪校として君臨する明治大の23年度の新入生が発表された。豪華なメンバーと呼ばれるなか、期待されるのは広島広陵(広島)出身の内海 優太外野手ではないだろうか。高校通算34本塁打を積み重ね、U-18では4番に抜擢。名実ともに世代屈指のスラッガーが、大学球界の名門の門をたたく。
昨年12月に広島広陵へ取材に行った際も後輩に交ざって練習に参加。大学に向けて準備に余念がない一方で、後輩指導も行っていた。「自分が1年生の時、当時の3年生に教わったことはタメになることばかりだったので、教える3年生の立場は凄く大事だと思っています」と自身の経験も踏まえて、積極的に後輩たちと会話を交わしていた。
自分にとってもプラスも多いという。「人に教えるからこそ気づくことも多いので、周りを見る目が養われているという点において、成長できていると思います」。
もちろん少ない時間でも一緒にトレーニングをこなして汗を流すなど、強度の高い練習をこなして着々と準備を進めていた。「1年生からでも大学野球で通じるように、そしてレギュラーを狙うつもりで練習をしています」と早々にチームの戦力になって、活躍するつもりだ。そして「4年後はプロに入って活躍できるようにしたいです」と真っすぐな瞳で、力強く誓った。
内海は2年生の時、神宮球場での明治神宮大会の高校の部・通算300号本塁打を放った。メモリアルな一発をマークした縁起のいい大学の主戦場を「味方」につけて、1年生の春から活躍を狙う。