「走攻守で貢献したい」杉澤龍(東北福祉大)がオリックスから4位指名!
大塚光二監督(右)らと握手を交わす杉澤
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20日に行われた2022年プロ野球ドラフト会議。仙台六大学野球で4年春に三冠王を獲得した東北福祉大・杉澤 龍外野手(4年=東北)は、オリックスから4位指名を受けた。
走攻守三拍子揃った左の好打者。2季連続でベストナインに選出された3年次からドラフト候補として名前が挙がり、上位指名も期待されていた。
ドラフト会議開始から約1時間半後、無事に名前が呼ばれ、その数分後に会見場入り。「甲斐(生海)が先に指名されて焦りはあったが、名前を呼ばれホッとした」と安堵の表情を浮かべた。
秋田県小坂町出身で、遊撃手としてプレーした東北高(宮城)時代は1年次に甲子園を経験。大学で外野手に転向し、3年春からスタメンに定着した。ラストイヤーは春に打率.550、4本塁打、14打点で仙台六大学史上5人目の三冠王に輝くと、大学日本代表に選出され国際大会にも出場。今秋も開幕から3試合連続本塁打を放つなどアピールを続けていた。
オリックスには1学年先輩の椋木 蓮投手(高川学園出身)、大里 昂生内野手(盛岡大附出身)がおり、先輩から話を聞く中で「雰囲気が良く、プレーしやすいチーム」との印象を受けていた。オリックスには吉田 正尚外野手(敦賀気比出身)ら同じ右投げ左打ちのライバルが多いが、本人が「打つだけじゃなく、守備でも走塁でも全力プレーをして貢献したい」と語るように、打撃だけでなく守備、走塁にも定評があり、1年目から総合力で勝負できそうだ。
過去に東北高、東北福祉大を経てプロ入りしたのは佐々木 主浩投手(1989年・大洋1位)、斎藤 隆投手(1991年・大洋1位)の2人。いずれもMLBまで経験した偉大な投手だ。杉澤は「先輩たちに割って入り、『ピッチャーだけじゃない』ことを知ってもらいたい」と力を込めた。
(取材=川浪 康太郎)