ロッテ佐々木朗の同期、元U18主将の3ランで近畿大が4連勝!
3ラン本塁打を放った坂下翔馬(3年=智弁学園)
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<関西学生野球春季リーグ:近畿大4-2関西大>◇10日◇第2節・2回戦◇マイネットスタジアム皇子山
近畿大が関西大に連勝した。
4回に1点を先制した近畿大は続く5回、2死一、三塁から2番・坂下翔馬遊撃手(3年=智辯学園)が右翼席へ3ランを放ち4対0。投げては今秋ドラフト候補左腕・大石晟滋投手(4年=近大附)が8回まで無失点。9回に失点したが、最後は一文字隼投手(4年=天理)が締め、4連勝。勝ち点を2として単独首位に躍り出た。
本塁打を放った坂下は「今日は野手が打って援護できるようにと思っていた。最低1点という気持ちで打席に立ちました。打ったのはインコースの真っすぐ。うまく反応できて打てました。ホームランボールはカバンの中に入っています」と大学での公式戦第1号を喜んだ。
2019年の高校日本代表メンバーとしてU-18ワールドカップに出場。この日は日本代表で共に戦った佐々木朗希投手(ロッテ)と宮城大弥投手(オリックス)が投げ合い、佐々木投手がプロ野球で28年ぶりとなる完全試合、日本新記録となる13者連続奪三振、日本タイ記録となる19奪三振の記録を打ち立てた。
奇しくも同じ日、高校日本代表で主将を務めた坂下にとっても忘れられない1日となった。
この日、7番サードでリーグ戦デビューを果たしたのは米崎 薫暉内野手(1年=明徳義塾)。5回の先頭打者として右中間へ三塁打を放ち、坂下の3ランへとつなげた。
開幕戦から阪上翔也内野手(1年=神戸国際大附)、野間翔一郎外野手(1年=大阪桐蔭)とともにベンチに入っていたが、デビュー戦は正式にはこの日朝に伝えられた。「高校の馬淵(史郎)監督にはまだ連絡できていませんでした」と苦笑いしたが、父で元近鉄内野手の薫臣さんからは、「1年生らしく頑張れよ」と激励されていたという。
田中秀昌監督は、「昨日の試合でサードが2つ悪送球していた。米﨑はオープン戦から守備が安定していたので、思いきって起用しました。肩は坂下以上に強いし、落ち着いています。打撃は期待してなかったですが(笑い)」と起用の意図を明かした。
4連勝で次節はバイ・ウィークの近畿大。次は22日から甲子園球場で行われる同志社大戦となる。