
ドラフト3位の林 琢真内野手
プロ野球の開幕から1ヶ月半以上が経過。そのなかですでに新人選手たちも1軍で活躍の場を与えられている。各球団の新人たちのここまでを振り返ってみたい。
昨シーズン2位で終わったDeNAはドラフト会議で支配下5人、育成5人の合計10人を指名した。そのなかで、ここまで1軍での出場機会を得たのはドラフト3位の林 琢真内野手(東邦出身)1人のみとなっている。
林はオープン戦でチーム2位タイとなる17試合に出場。打率.296(54打数16安打)と好成績を残し開幕1軍入りをつかんだ。迎えた開幕戦では「2番・三塁手」でスタメン出場を果たす。しかし3打数ノーヒットに終わり、守っては2つの失策を喫しプロの洗礼を浴びた。
その後は遊撃手での出場もあったが、4月半ば以降では、ほぼ途中出場がメイン。二塁手、三塁手、遊撃手の守備固めとしてだけでなく、代打や代走でも出場機会を増やしている。ここまでは打率.140(50打数7安打)と打撃面では苦戦。打撃でコンスタントに結果を残すことができれば、出場チャンスは増えそうだ。
ドラフト1位の松尾 汐恩捕手(大阪桐蔭出身)は高卒の捕手ということもあり、2軍で鍛錬を積んでいる。ここまで31試合に出場し打率.242(95打数23安打)、1本塁打の成績。高卒1年目の捕手としては文句のない数字だ。
ドラフト2位の吉野 光樹投手(九州学院出身)、同4位の森下 瑠大投手(京都国際出身)、同5位の橋本 達弥投手(長田高出身)も1軍での出場はなく、2軍で汗を流している。
【新人の1軍成績】
2位:吉野 光樹(九州学院→上武大→トヨタ自動車/投手)
出場なし
3位:林 琢真(東邦→駒澤大/内野手)
28試合 打率.140(50打数7安打) 0本塁打 2打点
5位:橋本 達弥(長田高→慶應大/投手)
出場なし
※数字は2023年5月22日終了時点
(記事=勝田 聡)