
村上宗隆
村上宗隆 恩師が語るシリーズ
■第1回
「ゴロではなく、フライを打て」MVP候補・村上宗隆の九州学院時代の恩師が語った飛躍の原点
■第2回
なぜ村上宗隆は高校時代、捕手へコンバートしたのか?その真意とは
■第3回
ライバルにするのは清宮幸太郎らではない。九州学院の恩師が村上宗隆に授けた金言
■第4回
「あいつは世話好きのおばちゃんです」村上宗隆の恩師が語るキャプテンシーの素質
■第5回
村上宗隆の恩師が褒めた「数字」と「姿勢」。そしてこれから願うこと
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)は準々決勝が始まり、日本は16日にイタリアと対戦する。ポイントはヤクルト・村上 宗隆内野手(九州学院出身)の打撃である。1次ラウンドでは14打数2安打と苦しんでいる。
ファンの間で期待されているのは、2006年WBCの福留孝介外野手(当時中日=PL学園出身)のような復活劇だ。
当時、中日のスタースラッガーとして期待されていた福留は、打撃不振に苦しんでいたが、準決勝の韓国戦で代打本塁打を放った。今でも話題になるほどドラマチックな一打だった。
WBCではかなり苦しんだ福留だったが、2006年シーズンでは大活躍したシーズンとなっている。130試合に出場して、打率.351、31本塁打、104打点、出塁率.438で、首位打者、最高出塁率のタイトルを獲得し、MVP、ベストナインに輝いた。
もし村上が、あの時の福留のような「ドラマチックな」復活の本塁打を打てば、今年のシーズンも、去年のような大活躍が期待されるかもしれない。