巨人期待の大型左腕・横川凱が初勝利、高校時代の同期の根尾、柿木よりも早くプロ初勝利
大阪桐蔭時代の横川 凱
巨人の期待の高卒5年目の大型左腕・横川 凱投手(大阪桐蔭出身)が23日のヤクルト戦で5回2失点の力投を演じ、念願のプロ初勝利を手にした。
この日は140キロ中盤の速球と、スライダー、フォーク、カットボールを駆使して、ヤクルト打線を封じた。
緩やかであるが、着実にスピードアップを見せる。大阪桐蔭時代、柿木 蓮投手(日本ハム)、根尾 昂投手(中日)の控え投手で、当時から145キロ以上の速球を投げていた柿木、根尾と違い、130キロ後半だった。高校生左腕としてはレベルが高かったが、物足りなさはあった。それでも着実に成長を見せ、根尾、柿木よりプロ初勝利を挙げた。
大型投手だが、かなり几帳面。高校時代に取材した時、自分の取り組みや、投球の意図など、しっかりと自分の考えを持って語っていた記憶がある。また、そのときから粘り強く取り組める選手で、プロに入っても我慢強く取り組んできた成果が出たといえる。
横川に刺激を受け、根尾、柿木が奮闘することにも期待したい。
(記事:河嶋 宗一)