
吉田正尚
<WBC:日本13ー4韓国>◇10日◇1次ラウンドB組◇東京ドーム
ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)第2戦、侍ジャパンは韓国に13対4で圧勝を収めた。
先発・ダルビッシュ 有投手(パドレス=東北高出身)が3回に3失点を喫する苦い内容となったが、その裏に打線が援護した。2点を奪うと、5番の吉田 正尚外野手(レッドソックス=敦賀気比出身)の2点適時打で逆転に成功。5回裏には近藤 健介外野手(ソフトバンク=横浜高出身)の本塁打で1点を追加し、6回裏以降も、打線が爆発し、合計13安打13得点と韓国投手陣を圧倒した。また、L.ヌートバー外野手(カージナルス)が4打数2安打の活躍に加え、連日の大ファインプレーを魅せるなど、日本の野球ファンの心を一気につかんだ。
投げても5投手の継投リレーで、どの投手も持ち味を発揮。点差がついたことで多くの選手を経験させることもできた。宿敵・韓国相手に、コールド勝ちまであと1歩に迫る、これ以上ない試合内容だった。
11日はチェコと対戦。結果次第では、早くも準々決勝進出が決まる可能性が出てきた。