
突如としてブレークする選手が現れるのがプロ野球の面白さ。今年はロッテ3年目の中森 俊介投手(明石商出身)に期待だ。
明石商(兵庫)時代から世代屈指の右腕として注目され、20年のドラフトで2位指名を受け、ロッテに入団した。
1年目は未登板に終わったが、2年目の昨シーズンは2軍で登板。6試合(3先発)20回を投げ、15奪三振、2四球、防御率0.90の成績を残した。
140キロ後半の速球と切れ味鋭い変化球を投げ込み、投球内容、成績はファーム卒業レベルで、あとはケガをしないようにするだけだ。ロッテの高校生としては、完成度が高く、繊細な投球ができる素質を持った投手が、久しぶりに現れた。エース候補であり、今春のオープン戦でも成績次第では、ローテーション入りする可能性もある。