WBC胴上げ投手・ダルビッシュ有に指揮官、大谷も期待 若手選手との交流も注目
ダルビッシュ 有
3月に開催される「2023ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」の侍ジャパン1次メンバーとして12人が先行発表された。そのなかには、現時点で唯一世界一を知るメンバーとなるパドレス・ダルビッシュ 有投手(東北高出身)の名前があった。
12人の中では最年長となる1986年生まれ。第2回大会では胴上げ投手になり、現在も最前線で活躍する日本球界を代表する投手だ。大谷も日本ハムの先輩と今回共闘できることに対して、「自分にとって、チームにとっても素晴らしいことだと思います」と特別な思いがあるようだった。
指揮官の栗山 英樹監督も同じだった。
「年々、ピッチングの精度が上がっており、素晴らしい投球を見せています。若い選手にとって、彼がやってきたこと、知識、やり方は日本野球の財産になると思うので、本人には『(若手に)伝えてくれ』と話しています」
もちろん、世界一のために必要な戦力として期待していることは間違いない。ただ、残りのメンバー発表によっては、このまま最年長としてチームを引っ張ることもあるだろう。世界一を知っている数少ない先輩として、侍ジャパンに何を伝えていくのか。投球以外の部分でも、ダルビッシュの活躍には注目していきたい。