
高校時代の山﨑康晃
横浜DeNAに残留することを22年11月に発表した山﨑 康晃投手(帝京出身)。チームに残留したことは大きな話題になったが、この結果で球団の偉大なOBの記録を塗り替える可能性が現実的になってきた。
同じクローザーのポジションで、「ハマの大魔神」の異名で称された佐々木主浩さん(東北高出身)である。山﨑と同様に、大卒1位でNPBに入団すると、1年目から1軍のマウンドに上がり、着実にセーブ数を積み重ねてきた。一時、メジャーへ挑戦をしたが、NPB通算12年で252セーブを記録している。
ただ山﨑は8年目を終えて既に207セーブまで達成しているが、佐々木でも8年目までで165セーブだった。NPB史上最年少で200セーブ達成しているだけあって、やはりペースが速い。
年間平均で比較しても違いが明確になっている。
山﨑 :25.9セーブ
佐々木:20.6セーブ
各シーズンごとの成績を見渡しても、20セーブ以上を1年間で記録したのが、佐々木が3年目に対して、山﨑は1年目から達成。いかに山﨑が1年目から脅威的なペースでセーブを記録しているのかが窺い知れる。
佐々木の記録までは残り45セーブ。現役最多のオリックス・平野佳寿投手(鳥羽出身)の213セーブまでは6セーブと、数年以内に山﨑は新たな記録を打ち立てる可能性が大いにある。2023年シーズンも山﨑の活躍から目を離すことが出来ない。