現役続行を狙う福井優也の大学4年シーズンは大石、斎藤を上回る内容だった!
広島時代の福井優也投手
楽天を戦力外となり、現役続行を狙う福井 優也投手(済美出身)。早稲田大時代は、元西武の大石達也投手(福岡大大濠出身)、元日本ハムの斎藤佑樹投手(早稲田実出身)とともに「ドラ1三羽烏」として注目された。
今回はこの3人の4年春秋の成績を紹介したい。
福井 4年春 6試合3勝0敗 防御率1.45
4年秋 5試合2勝1敗 防御率2.73
大石 4年春 9試合2勝1敗 防御率2.74
4年秋 9試合2勝0敗 防御率2.08
斎藤 4年春 6試合2勝3敗 防御率1.54
4年秋 7試合4勝3敗 防御率3.07
福井は年間を通して安定した投球をしていたのが分かる。大石は投球回以上に奪三振を記録していたものの、2年生までと比べると防御率が悪くなっていて、圧倒感がなかった。斎藤は4年春の防御率は悪くないが、年間で6敗と、印象はあまり良くなかった。
福井は安定して140キロ後半〜150キロ前半の速球とスライダーで勝負し、着々とゲームメークを行っていた。2010年ドラフトでは斎藤は4球団、大石は6球団の指名が競合したが、福井は広島単独指名。それでも3人のなかでは、最も長くプレーした投手となった。