現役ドラフトが初開催。来年も注目されるイベントになるのは初代12名の活躍次第
高校時代のオコエ 瑠偉(関東一)、成田 翔(秋田商)
今年初めて現役ドラフトが開催された。賛否両論が多くあった今回のイベントだが、発表時の17時、NPBのサイトはサーバーが重く、閲覧できない状態が続いたことを考えれば、大多数のプロ野球ファンが関心を示していたといえる。
楽天・オコエ 瑠偉外野手(関東一出身)が巨人、ロッテの成田 翔投手(秋田商出身)がヤクルトと、甲子園でも活躍した選手が移籍したり、期待をかけられていたものの、やや伸び悩みが見えたDeNA・細川 成也外野手(明秀日立出身)が中日へ、阪神・陽川 尚将内野手(金光大阪出身)は西武へ移籍した。
陽川は今季は45試合に出場し、1本塁打6打点ながらも打率.294、出塁率.351と打撃成績も悪くない。実績のある選手が指名され、移籍したことは良かったといえる。現役ドラフトがより盛り上がり、さらに楽しみなイベントになるには初代移籍の12名が期待通りの活躍を見せるしかない。
その他、発表の瞬間は、もう少しエンタメ要素を入れていってもいいと考える。動画配信であったり、その動画では12球団の担当者が獲得の経緯を発表するなど、NPBのサイトがサーバー落ちするほどの注目度があるのを見ると、淡々と発表するだけではなく、どんどん盛り上げる要素はあるはずだ。