三冠王・村上宗隆が明かしたバット変更の理由 高い長打力とコンタクト力を支えた相棒
村上宗隆
スポーツメーカーであるミズノは2日、本社に隣接する「MIZUNO ENGINE」で、2019年以来となるブランドアンバサダーズミーティングを開催した。会場には、2022年シーズンに史上最年少となるセ・リーグ三冠王に輝いたヤクルト・村上 宗隆内野手(九州学院出身)の姿もあった。
相棒であるバットはもちろん、グラブなど2023年シーズンに向けて各アイテムについて、企画担当者と話し合いをして、自身の道具のアップデートをかけた。
最後にはメディアの囲み会見に臨み、3年ぶりとなる今回のイベントについて「良い時間を過ごすことができました」と、短い時間だったが、本人の中では充実しているようだった。
2023年シーズンに向けて道具をどのように改良したか、具体的なポイントは明かさず、2023年シーズンに向けてのお楽しみとなったが、話題はやはり2022年シーズンの活躍だ。
史上最年少はもちろん、令和初となる三冠王の獲得。チームは日本一連覇を逃したが、歴史に名を刻む活躍だったことは言うまでもない。シーズン中に使っている用具、特にバットがシーズン途中で一部変更があったことが報じられたが、背景について説明した。
「スピードボールに対応できれば、というのが一番です。飛距離については、しっかりとミートさせれば飛ばせることは練習でもつかんでいたので、本塁打数は減らないと思いましたので、変えました」
2022年シーズンの村上のOPSが1.168という数字が示しているように、三冠王というタイトル以外の部分でも、長打力だけではないことはわかる。もちろん本人のスキルもあるが、ミズノのモノづくりの技術も、少なからず歴史的な活躍に貢献しただろう。
2023年はどんな活躍で神宮を沸かせるか。村上のバットから目が離せない。