新人ながら巨人のクローザーへ成長した大勢!侍ジャパントップチームに選ばれ、想像以上のステップアップを見せる
関西国際大時代の大勢
11月5日、侍ジャパン強化試合にて日本代表の抑えを務めた巨人・大勢投手(西脇工出身)。今季は新人ながら威力のある直球とマウンド度胸から抑えに抜擢されると新人最多セーブのプロ野球記録に並ぶ37セーブをマークした。
新人王級の活躍を見せたが、入団当初は先発投手としての活躍が期待されていた。キャンプの出遅れも考慮され、短いイニングでの実戦登板の機会を与えられると、1イニングで威力ある剛球を投げ込む姿に、桑田 真澄投手チーフコーチが中継ぎの適性を感じた。その後、桑田コーチからの提案を受け、原辰徳監督からクローザーに任命された。
最大の魅力は最速159キロのうなるような直球だ。特徴的なヒールアップから「タメ」を作り、体重移動と同時に力を爆発的に出力させる。サイドスローとスリークォーターの間くらいの、打者があまり見慣れていない角度に加えて、空振りを奪うことができるスライダーやフォークといった変化球も打者としては脅威だ。
1年目は順風満帆なシーズンを過ごした。2年目のジンクスに陥る選手を多く見受けられるが来年はどんな活躍を見せるだろうか。ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に選出される可能性も高く、シーズン前から注目したい。