青柳 晃洋投手(阪神タイガース)

 ペナントレースが終わり、セ・リーグ優勝はヤクルト、パ・リーグ優勝はオリックスで、ともに連覇となった。クライマックス・シリーズもファイナルステージへと突入するが、すでに決定した個人タイトルに目を向けたい。

 昨シーズンのタイトルホルダー並びにトップ5人は、今シーズンも同じように活躍しただろうか。タイトルごとに今シーズンと昨シーズンの顔ぶれを比較してみたい。

 セ・リーグの最多勝のタイトルは、阪神・青柳 晃洋投手(川崎工科出身)が13勝で獲得した。2位は巨人・戸郷 翔征投手(聖心ウルスラ出身)で12勝。3位にはDeNA・大貫 晋一投手(桐陽出身)、DeNA・今永 昇太投手(北筑出身)が11勝で並んだ。さらに10勝を挙げた広島・森下 暢仁投手(大分商出身)、中日・小笠原 慎之介投手(東海大相模出身)、巨人・菅野 智之投手(東海大相模出身)の3人が5位で並んだ。

 青柳は昨シーズンも同じく13勝でタイトルを獲得しており、2年連続でのタイトル獲得となった。一方で昨シーズンのランキング上位を見ると、青柳以外は全員が今シーズン上位ランキング圏外となってしまった。

 昨シーズン青柳と同じ13勝を挙げた広島・九里 亜蓮投手(岡山理大附出身)は6勝(9敗)。昨シーズンの半分ほどの勝ち星に終わった。一時は中継ぎに配置転換されるほど不振に喘いだ。

 11勝で3位タイだった中日・柳 裕也投手(横浜高出身)と巨人・高橋 優貴投手(東海大菅生出身)も、ともに成績を落とした。柳は規定投球回には到達しているものの9勝。高橋は10試合の登板でわずか1勝。大きく数字を落としてしまった。高橋は9月26日に左肘のクリーニング手術を受けており、来シーズンの復活を目指すことになる。

 10勝を挙げていた広島・大瀬良 大地投手(長崎日大出身)、阪神・伊藤 将司投手(横浜高出身)、阪神・秋山 拓巳投手(西条出身)も勝ち星は減った。伊藤は9勝、大瀬良は8勝を挙げたが、秋山はわずか1勝に終わった。

 昨シーズンの勝ち星ランキング上位が軒並み成績を落としていることからも、複数年連続で先発ローテーションを守り、勝ち星を挙げていくことの難しさがよくわかる。

<2022セ・リーグ勝利数ランキング>
13勝 青柳 晃洋(阪神)
12勝 戸郷 翔征(巨人)
11勝 大貫 晋一(DeNA)
11勝 今永 昇太(DeNA)
10勝 森下 暢仁(広島)
10勝 小笠原 慎之介(中日)
10勝 菅野 智之(巨人)

<2021セ・リーグ勝利数ランキング>
13勝:九里 亜蓮(広島)
13勝:青柳 晃洋(阪神)
11勝:柳 裕也(中日)
11勝:高橋 優貴(巨人)
10勝:大瀬良 大地(広島)
10勝:伊藤 将司(阪神)
10勝:秋山 拓巳(阪神)

※数字は2022年全日程終了

(記事=勝田 聡)