ペナントレースが終わり、セ・リーグ優勝はヤクルト、パ・リーグ優勝はオリックスで、ともに連覇となった。これから、クライマックス・シリーズへと突入するが、個人タイトルは決着した。

 昨シーズンのタイトルホルダー並びにトップ5人は、今シーズンも同じように活躍しただろうか。タイトルごとに今シーズンと昨シーズンの顔ぶれを比較してみたい。

 パ・リーグの最優秀防御率はオリックス・山本 由伸投手(都城高出身)の1.68で、2年連続3度目のタイトル獲得となった。

 2位はソフトバンク・千賀 滉大投手(蒲郡高出身)の1.94。3位が制球力抜群の日本ハム・加藤 貴之投手(拓大紅陵出身)の2.01。4位は西武・髙橋 光成投手(前橋育英出身)の2.20で、5位は日本ハム・伊藤 大海投手(駒大苫小牧出身)の2.95となった。

 このなかで昨シーズンは上位5人に入っていなかったのが加藤と髙橋の2人。いずれも規定投球回には到達していたものの加藤は防御率3.42で髙橋は防御率3.78だった。それが1年で1​点以上も改善している。

 一方で昨シーズン2位だったオリックス・宮城 大弥投手(興南出身)は防御率2.51が防御率3.16へとやや悪化した。それでも先発ローテーションを守りながら11勝を挙げており、貴重な戦力であることは間違いない。

 同5位だった楽天・田中 将大投手(駒大苫小牧出身)は防御率3.01から防御率3.31とやや数字が悪化しているが、こちらも規定投球回には到達しており先発ローテーションは守ってきた。

 現代のプロ野球においては、投手の分業制が当たり前となった。また新型コロナウイルスの影響で離脱したため規定投球回に到達しない選手もいる。そのような影響もあるのか、昨シーズンはパ・リーグで14人いた規定投球回到達者が、今シーズンは9人に減った。来シーズン以降も同じような傾向が続くのだろうか。

<2022パ・リーグ防御率ランキング>
防御率1.68 山本 由伸(オリックス)
防御率1.94 千賀 滉大(ソフトバンク)
防御率2.01 加藤 貴之(日本ハム)
防御率2.20 髙橋 光成(西武)
防御率2.95 伊藤 大海(日本ハム)

<2021パ・リーグ防御率ランキング>
防御率1.39 山本 由伸(オリックス)
防御率2.51 宮城 大弥(オリックス)
防御率2.81 上沢 直之 (日本ハム)
防御率2.90 伊藤 大海(日本ハム)
防御率3.01 田中 将大(楽天)

※数字は2022年全日程終了