ペナントレースも残りあと僅かになってきた。優勝、そしてクライマックス・シリーズ出場権を賭けた戦いは熾烈を極めている。と、同時に個人タイトル争いも佳境に入ってきた。

 さて、昨シーズンのタイトルホルダー並びにトップ5人は、今シーズンも同じようにタイトルを争っているのだろうか。タイトルごとに今シーズンと昨シーズンの顔ぶれを比較してみたい。

 パ・リーグの出塁率ランキングを見るとトップはオリックス・吉田 正尚外野手(敦賀気比出身)の出塁率.446となっている。各球団の残り試合が10試合を切っていることを考えると、タイトル当確といっても差し支えはないだろう。

 吉田正がこのまま最高出塁率のタイトルを手にすれば、2年連続2度目の獲得となる。2位は今シーズン大ブレークを果たしている日本ハム・松本 剛外野手(帝京出身)の出塁率.400、3位は楽天・島内宏明外野手(星稜出身)の出塁率.379と続いている。両選手とも昨シーズンのランキング上位5人には入っていない。

 それでは昨シーズンのランキング上位者は、どうなっているのだろうか。昨シーズン吉田に続いて2位だった西武・森 友哉捕手(大阪桐蔭出身)は、今シーズン離脱もあり規定打席に届いていない。そのなかで出塁率.325と低迷。少ない打席数の中、昨シーズンから1割近くも数字を落とした。

 同3位だった日本ハム・近藤 健介外野手(横浜高出身)も、森と同様に今シーズンは故障で離脱した。しかし規定打席に届いていないものの、出塁率.419と例年同様に好成績を残しているのは対照的だ。

 同4位の楽天・浅村 栄斗内野手(大阪桐蔭出身)は出塁率.395から出塁率.366と約3分下げた。しかし今シーズンの順位は5位。順位的な下降はほとんどない。同5位のソフトバンク・柳田悠岐外野手(広島商出身)は、出塁率.388から出塁率.338と浅村以上に大きく下がっており順位もトップ10に入っていない。このまま終われば柳田が初めて規定打席に到達した2014年以降で、ワーストの数字となりそうだ。

 昨シーズンのタイトルホルダーである吉田正は変わらぬ数字を残しそうだが、その他の選手は規定未到達、あるいは数字が下がってシーズンを終えることとなりそうだ。

<2022パ・リーグ出塁率上位ランキング>
出塁率.446 吉田 正尚(オリックス)
出塁率.400 松本 剛(日本ハム)
出塁率.379 島内宏明(楽天)
出塁率.374 山川穂高(西武)
出塁率.366 浅村 栄斗(楽天)

<2021パ・リーグ出塁率上位ランキング>
出塁率.429 吉田 正尚(オリックス)
出塁率.420 森 友哉(西武)
出塁率.413 近藤 健介(日本ハム)
出塁率.395 浅村 栄斗(楽天)
出塁率.388 柳田悠岐(ソフトバンク)

※数字は2022年9月23日終了時点

(記事=勝田 聡)