9月も半ばを過ぎ、ペナントレースも終盤戦に入ってきた。優勝、そしてクライマックス・シリーズ出場権を賭けた戦いは熾烈を極めている。と、同時に個人タイトル争いも佳境に入ってきた。

 昨シーズンのタイトルホルダー並びにトップ5人は今シーズンも同じようにタイトルを争っているのだろうか。タイトルごとに今シーズンと昨シーズンの顔ぶれを比較してみたい。

 パ・リーグの打点王は85打点の西武・山川 穂高内野手(中部商出身)と83打点の楽天・浅村 栄斗内野手(大阪桐蔭出身)の2人を、80打点のオリックス・吉田 正尚外野手(敦賀気比出身)が追いかけ、楽天・島内 宏明外野手(星稜出身)、ソフトバンク・柳田 悠岐外野手(広島商出身)の72打点と続いている。

 昨シーズンの打点をみると島内は96打点で打点王に輝いているが、吉田は72打点で8位、浅村は67打点で10位タイ、山川は66打点とそれなりの打点を挙げていたものの、タイトル争いには絡んでいなかった。

 昨シーズンの打点ランキングを見ると、2位のロッテ・レアード(95打点)は今シーズン絶不調で現在48打点。まだ試合は残っているものの、昨シーズンと比べて40打点以上も下回っており同等以上の打点を挙げるのは不可能だ。

 昨シーズン83打点で3位のオリックス・杉本 裕太郎外野手(徳島商出身)も現在51打点。30打点近く打点が減った。80打点で同4位のソフトバンク柳田は72打点で今シーズンも4位タイ。昨シーズンと同等の80打点近辺に落ち着きそうだ。

 77打点で同5位だったソフトバンク・栗原 陵矢外野手(春江工出身)は、開幕直後に左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負ったことで離脱。5打点のみでシーズンを終えることになりそうだ。

 島内と柳田は昨シーズンと変わらずリーグトップクラスの打点を挙げているが、レアードと杉本の2人は大きく数字を落とし栗原は故障で離脱してしまった。打点は自身の能力だけでなく、得点圏における打席の有無など外部要因にも大きく左右されるが、毎年多いにこしたことはない。

 各チームとも残り試合はわずかだが、昨シーズンから大きく数字を落としてしまっているレアードや杉本はどこまで巻き返すことができるだろうか。

<2022パ・リーグ打点上位ランキング>

85打点:山川 穂高(西武)
83打点:浅村 栄斗(楽天)
80打点:吉田 正尚(オリックス)
72打点:島内 宏明(楽天)
72打点:柳田 悠岐(ソフトバンク)

<2021パ・リーグ打点上位ランキング>

96打点:島内 宏明(楽天)
95打点:レアード(ロッテ)
83打点:杉本 裕太郎(オリックス)
80打点:柳田 悠岐(ソフトバンク)
77打点:栗原 陵矢(ソフトバンク)

※数字は2022年9月20日終了時点

(文=勝田 聡)