ヤクルト村上が53号、広島、中日から約半分
ヤクルト・村上宗隆
<ヤクルト7-6広島>◇9日◇神宮
ヤクルト・村上宗隆内野手(九州学院出身)が、偉大な打者を抜き去った。広島戦の第1打席、53号ソロをマーク。これまで並んでいたシーズン本塁打数日本人歴代2位の野村克也氏、落合博満氏の記録を抜いて、55本の王貞治氏に次ぐ日本人2位の称号を得た。
広島の大瀬良大地投手(長崎日大出身)との対決。変化球が2球続いた後のやや外のスライダーをドンピシャのタイミングで強振すると、神宮のバックスクリーンに飛び込んだ。
5月末まで51試合15本だった本塁打数は、6月からの3カ月66試合で34本塁打を放った。9月は6試合で4本目。残り19試合、どこまで数字が伸びるのか。
広島戦も今季13本目で、対中日の13本と並んで「お得意様」に。この2球団から26本塁打と今季の約半分を稼いでいる。
王氏が持つ日本人最多シーズン55本塁打まであと2とした。落合も野村もなしえなかった記録はもうそこまできている。