News

東海四県のOBでは愛工大名電出身5人が現役でプレー

2022.09.01

東海四県のOBでは愛工大名電出身5人が現役でプレー | 高校野球ドットコム
田村俊介(2021年広島4位)

 第104回全国高校野球選手権大会(甲子園)は仙台育英(宮城)の優勝で幕を閉じた。東北勢として春夏通じて初めての優勝でもあり、大きな話題を呼んだ。

 また、個人でも浅野 翔吾外野手(高松商3年)や山田 陽翔投手(近江3年)といったプロ志望届を出せば、今秋のドラフト会議でも目玉となりそうな選手はいた。

 今大会に出場した49校のOBで、2022年シーズンも現役のNPBおよびMLBプレーヤーはどれだけいるのだろうか。地域ごとに確認してみたい。

 東海四県(静岡、三重、岐阜、愛知)の出場校OBにはそれぞれ現役のNPBプレーヤーがいる。

 日大三島(静岡)OBではヤクルト・小澤 怜史投手が唯一のNPBプレーヤーだ。移籍2年目の今シーズン開幕後に支配下登録されると結果を出し、先発ローテーションに入った。ここまで先発で2勝を挙げており、シーズン終盤も、このまま先発ローテーションの一角を務めることになりそうだ。

 三重三重(三重)OBでは、加藤 匠馬捕手(青山学院大→2014年中日5位)が、現在はロッテでプレーしている。昨シーズンは57試合の出場があったものの、今シーズンはここまで24試合の出場と出番が減少した。2軍でも18試合の出場で打率.135(37打数5安打)と打撃面に課題がある。松川 虎生捕手(市立和歌山出身)と佐藤 都志也捕手(聖光学院出身)が軸となっている1軍の捕手争いに加わっていきたいところ。

 県立岐阜商(岐阜)OBは、三上 朋也投手(法政大→JX-ENEOS→2013年DeNA4位)、高橋 純平投手(2015年ソフトバンク1位)、高木 翔斗捕手(2021年広島7位)の3人。

 三上は中継ぎとして19試合に登板し防御率3.65。8月25日の阪神戦、同26日のヤクルト戦で2試合連続失点を喫し、翌27日に登録を抹消された。シーズン終盤の再昇格を目指す。高橋純と高木は1軍での出場がない。

 愛知の名門・愛工大名電は、5人のOBが現役でプレーしている。堂上 直倫内野手(2006年高中日1巡)、十亀 剣投手(日本大→JR東日本→2011年西武1位)、東 克樹投手(立命館大→2017年DeNA1位)と1軍でもこれまでに実績を残していた選手もいるが、今シーズンは結果を残すことができていない。

 ルーキーの田村 俊介外野手(2021年広島4位)は1軍での出場がない。2軍でも、ここまで22試合の出場で、打率.188(69打数13安打)と苦しんでいる。

[page_break:東海四県甲子園出場校OBの現役NPBプレーヤー]

<現役NPBプレーヤー>

日大三島(静岡)
小澤 怜史(2015年ソフトバンク2位)

・三重三重(三重)
加藤 匠馬(青山学院大→2014年中日5位)

県立岐阜商(岐阜)
三上 朋也(法政大→JX-ENEOS→2013年DeNA4位)
高橋 純平(2015年ソフトバンク1位)
高木 翔斗(2021年広島7位)

愛工大名電(愛知)
堂上 直倫(2006年高中日1巡)
十亀 剣(日本大→JR東日本→2011年西武1位)
濱田 達郎(2012年中日2位)
東 克樹(立命館大→2017年DeNA1位)
田村 俊介(2021年広島4位)

※数字は2022年8月31日終了時点

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.24

春の埼玉大会は「逸材のショーケース」!ドラフト上位候補に挙がる大型遊撃手を擁する花咲徳栄、タレント揃いの浦和学院など県大会に出場する逸材たち!【春季埼玉大会注目選手リスト】

2024.04.24

東京国際大の新入生は、リーグ戦デビューの二松学舎大附の右腕、甲子園4強・神村学園捕手、仙台育英スラッガーら俊英ぞろい!

2024.04.24

【福島】田村、日大東北、只見、福島が初戦を突破<春季県大会支部予選>

2024.04.24

【佐賀】敬徳と有田工がNHK杯出場を決める<春季地区大会>

2024.04.24

【春季四国大会逸材紹介・香川編】高松商に「シン・浅野翔吾」が!尽誠学園は技巧派2年生右腕がチームの命運握る

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!