第104回全国高校野球選手権大会(甲子園)は仙台育英(宮城)の優勝で幕を閉じた。東北勢として春夏通じて初めての優勝でもあり、大きな話題を呼んだ。

 また、個人でも浅野 翔吾外野手(高松商3年)や山田 陽翔投手(近江3年)といったプロ志望届を出せば、今秋のドラフト会議でも目玉となりそうな選手はいた。

 今大会に出場した49校のOBで、2022年シーズンも現役のNPBおよびMLBプレーヤーはどれだけいるのだろうか。地域ごとに確認してみたい。

 浅野が在籍していた高松商(香川)では、松永 昂大投手(関西国際大→大阪ガス→2012年ロッテ1位)と、末包 昇大外野手(東洋大→大阪ガス→2021年広島6位)の2人が現役NPBプレーヤーだ。ともに大学、社会人を経てのプロ入りだった。

 松永は故障もあり一時は育成契約となったものの、今年7月に支配下へ復帰している。ルーキーの末包は開幕1軍スタートを勝ち取り、開幕戦で3安打猛打賞と華々しいデビューを飾ったものの現在は2軍調整中。2軍で結果を残し1軍での外野のレギュラー争いに加わりたいところ。

 鳴門(徳島)では、板東 湧梧投手(JR東日本→2018年ソフトバンク4位)と、河野 竜生投手(JFE西日本→2019年日本ハム1位)のふたり。ともに高卒で大学進学ではなく社会人の道へと進んだ。板東は主に中継ぎとして起用されてきたが、8月19日の日本ハム戦で今シーズン初先発。6回途中無失点の好投で先発としては自身初勝利を飾っている。

 一方の河野は昨シーズンこそ40試合に登板し、防御率2点台と結果を出したものの、今シーズンは13試合の登板で防御率5点台。7月23日の登板を最後に1軍での起用はない。

 明徳義塾(高知)では、伊藤 光捕手(2007年高オリックス3巡)、古賀 優大捕手(2016年ヤクルト5位)ら6名が現役でプレーしている。併用されながらの起用となっている伊藤をはじめ、確固たるレギュラーや、先発ローテーション投手は現時点で不在。そのなかで市川 悠太投手(2018年ヤクルト3位)が今シーズン1軍デビューを飾った。

 帝京第五(愛媛)は塩見 貴洋投手(八戸大→2010年楽天1位)と田中 怜利 ハモンド投手(2021年ソフトバンク育5位)のふたり。通算46勝をマークしている塩見は今シーズン1軍・2軍未登板。育成ルーキーの田中も2軍での登板機会は訪れていない。

<現役NPBプレーヤー>

高松商(香川)
松永 昂大(関西国際大→大阪ガス→2012年ロッテ1位)
末包 昇大(東洋大→大阪ガス→2021年広島6位)

鳴門(徳島)
板東 湧梧(JR東日本→2018年ソフトバンク4位)
河野 竜生(JFE西日本→2019年日本ハム1位)

明徳義塾(高知)
伊藤 光(2007年高オリックス3巡)
石橋 良太(拓殖大→ホンダ→2015年楽天5位)
古賀 優大(2016年ヤクルト5位)
市川 悠太(2018年ヤクルト3位)
岸 潤一郎(拓殖大(中退)→四国IL徳島→2019年西武8位)
代木 大和(2021年巨人6位)

帝京第五(愛媛)
塩見 貴洋(八戸大→2010年楽天1位)
田中 怜利 ハモンド(2021年ソフトバンク育5位)

※2022年8月24日終了時点

(記事=勝田 聡)