プロ野球の世界において2軍は若手を育成するだけでなく、ベテランや不振に陥った選手の調整であったり、故障明けの選手の実戦復帰の場など、様々な立場の選手の集合体だ。はたして各球団はどのような状況の選手に登板機会を与えているのだろうか。各球団の2軍における登板数と投球回数をそれぞれ確認してみたい。

 巨人の2軍における登板試合数上位は戸根 千明投手(石見智翠館出身)の32試合、堀岡 隼人投手(青森山田出身)の27試合、菊地 大稀投手(佐渡高出身)の24試合だった。

 左腕の戸根は開幕2軍スタートだったが2軍で32試合に中継ぎとして登板。防御率3.63の成績を残し6月下旬に1軍に昇格した。1軍では、ここまで回跨ぎをこなすなど7試合で12.1回を投げ8失点、防御率5.84に終わっている。

 育成契約の堀岡は27試合の登板で37.1回を投げ防御率3.13の成績。2020年には1軍で12試合に登板するも防御率7点台で結果を残すことができなかった。再び支配下登録を勝ち取るべく腕を振るう。

 昨年の育成ドラフト6位で指名を受け桐蔭横浜大から入団した菊地は、4月に支配下登録を勝ち取った。ここまで2軍では24試合で28.2回を投げ防御率2.20と安定した成績を残しているが、1軍では16試合に登板も防御率5.60に終わっている。

 投球回数では山本 一輝投手(東郷出身)の56.2回、横川 凱投手(大阪桐蔭出身)の56回、高橋 優貴投手(東海大菅生出身)の46回の3人が上位だった。山本は2軍では12試合(先発11試合)で防御率4.13とやや苦しんでいるものの、投球回数が多いのは期待の表れ。1軍昇格を果たして2試合に登板。2回を失点1(自責0)に抑えている。

 今シーズンは育成契約でスタートした横川は4月に支配下登録を勝ち取り、5月29日には先発のマウンドにも登った。しかし4回途中5失点と結果を残すことができず再び2軍で汗を流している。

 昨シーズン11勝を挙げた高橋は、今シーズン1軍で10試合に登板するも1勝5敗。防御率5.40と結果を残すことができていない。2軍では9試合(先発8試合)と先発メインで起用されており、46回を投げ防御率3.33の成績を残している。

<2軍登板数>

32試合:戸根 千明
27試合:堀岡 隼人
24試合:菊地 大稀

<2軍投球回数>

56.2回:山本 一輝
56回:横川 凱
46回:高橋 優貴

※2022年7月30日終了時点

(記事=勝田 聡)