プロ野球の世界において2軍は若手を育成するだけでなく、ベテランや不振に陥った選手の調整であったり、故障明けの選手の実戦復帰の場など、様々な立場の選手の集合体だ。はたして各球団はどのような状況の選手に登板機会を与えているのだろうか。各球団の2軍における登板数と投球回数をそれぞれ確認してみたい。

 西武の2軍における登板試合数上位は松岡 洸希投手(桶川西出身)の22試合、田村 伊知郎投手(報徳学園出身)の19試合、佐野 泰雄投手(和光出身)の18試合の3人だった。

 昨年9月に右肘の手術を受けた松岡は22試合の登板で防御率7.94と結果を残すことができていない。

 田村は19試合の登板で26.2回を投げ防御率3.71と防御率は平凡だが、28奪三振と投球回数以上の三振を奪っている。K%で表すと25%で昨年の19.4%(2軍)から大幅にアップした。7月12日には今シーズン初めて1軍に昇格。同日に登板し1回無失点とさっそく結果を出した。

 佐野 泰雄は5月に1軍で2試合に登板するも、その後は2軍で汗を流している。2軍では18試合で防御率3.75だが、6月25日から6試合連続自責点0と好投を続けている。貴重な左腕だけに後半戦で1軍昇格のチャンスは巡ってきそうだ。

 投球回数のトップは渡邉 勇太朗投手(浦和学院出身)の70.2回。今シーズンは開幕ローテーションに入ったものの初登板で3回6失点(自責4)、3試合も13.1回を投げ11失点と結果を残すことができていない。

 2軍では13試合で5勝5敗、防御率3.82、51奪三振の内容で突き抜けたものはない。再び1軍のローテーション投手に返り咲くためにも、2軍では好投を続けることが大事になる。

 渡邉に続くのが、育成契約の出井 敏博投手(埼玉栄出身)の58.2回と浜屋 将太投手(樟南出身)とヘレラ投手の50回。2019年ドラフト2位左腕の浜屋は昨シーズン1軍で8試合に先発したものの、今シーズンは1軍での登板機会は0。2軍では9試合(先発7試合)で3勝2敗、防御率5.22と苦しんでいる。現在は7月半ばに新型コロナウイルスの陽性判定を受けた影響で離脱中。後半戦での1軍昇格へ向けてもう少しアピールが必要だ。

<2軍登板数>

22試合:松岡 洸希
19試合:田村 伊知郎
18試合:佐野 泰雄

<2軍投球回数>

70.2回:渡邉 勇太朗
58.2回:出井 敏博
50回:浜屋 将太
   ヘレラ

※2022年7月30日終了時点

(記事=勝田 聡)