プロ野球の世界において2軍は若手を育成するだけでなく、ベテランや不振に陥った選手の調整であったり、故障明けの選手の実戦復帰の場など、様々な立場の選手の集合体だ。はたして各球団はどのような状況の選手に打席数を多く振り分けているのだろうか。2軍で多く打席を与えられている選手を球団ごとに確認してみたい。

 パ・リーグ2連覇を目指すオリックスは2軍で外野手登録の選手に多く打席を与えている。なんと1位から5位まですべてが外野手登録の選手だった。

 そのなかでのトップはドラフト5位ルーキーの池田 陵真外野手(大阪桐蔭出身)の216打席。打率.220(182打数40安打)、3本塁打と高卒のルーキーとしてはまずまずの数字を残している。すでに1軍デビューも果たし、初安打も記録した。今シーズンは2軍でみっちり鍛えて来シーズン以降の本格1軍デビューを目指すことになる。

 池田に続くのが来田 涼斗外野手(明石商出身)の214打席。来田は昨シーズン1軍でプロ初打席初球本塁打を放った2年目のホープ。今シーズンも1軍で9試合に出場しているが、主戦場は2軍となる。しかし昨シーズンは2軍で打率.255(321打数82安打)だったが、今シーズンはここまで打率.227(203打数46安打)とやや低迷中。OPSも.635から.562と下がっている。また外野だけでなく一塁の守備にもついている。

 同じく高卒2年目の元 謙太外野手(岐阜・中京高出身)が191打席で2人に続く。ここまで打率.186(167打数31安打)と打撃面で苦戦している。まだ1一軍での出場がない元は、まず2軍で結果を残しチャンスをつかみたいところ。

 181打席のドラフト4位ルーキーの渡部 遼人外野手(桐光学園出身)は、開幕1軍スタートを勝ち取るも、4月下旬に登録を抹消されてからは2軍暮らしが続いている。1軍では初安打を記録することができなかったものの2軍では打率.255(153打数39安打)とまずまずの数字。一方で5盗塁に対し8盗塁刺と武器である足でアピールができていない。

 174打席の佐野 如一外野手(霞ヶ浦高出身)は外野手登録だが内野手での出場が多い。そのなかで打率.219(146打数32安打)の成績。昨シーズンの打率.204(245打数50安打)からは向上しているものの、さらなる上積みが欲しい。

<打席数上位5人>

216打席:池田 陵真(外野手)
214打席:来田 涼斗(外野手)
191打席:元 謙太(外野手)
181打席:渡部 遼人(外野手)
174打席:佐野 如一(外野手)

2022年6月27日終了時点

(記事:勝田 聡)