開幕から2ヶ月以上が過ぎセ・パ交流戦も終了した。ここまでのシーズンで、多くの”新顔”が1軍で結果を残しブレークしようとしている。昨シーズンまでの実績はないものの、今シーズンここまで結果を残しブレークしつつある選手を各球団ごとに振り返ってみたい。

 パ・リーグの首位争いを演じているソフトバンクは投打ともに新しい戦力が加わっている。先発投手では育成ドラフト出身の大関 友久投手(土浦湖北出身)がローテーション入りを果たした。ここまでチーム3位タイとなる9試合に先発。プロ初勝利を含む4勝(3敗)をマークし防御率2.47と安定した成績を残している。

 また5月7日のロッテ戦ではプロ入り初となる完投勝利を完封で飾った。交流戦終了時点では規定投球回にも到達しており防御率ランキングでは9位。リーグでもトップクラスの成績を残している。このままシーズンを通して戦うことができるかが今後のチームを大きく左右することになりそうだ。

 野手では大関と同じく育成ドラフト出身の渡邉 陸捕手(神村学園出身)が結果を出した。5月24日に1軍昇格を果たし代打で3試合に出場。その3試合で安打は出なかった。しかし、初のスタメン出場となった28日の試合でプロ初安打初本塁打から2打席連発の離れ業をやってのけた。その後も大関の先発日にスタメンマスクを被っている。交流戦が終了と同時に登録を抹消されたが、2軍で研鑽を積み再びの昇格を目指す。

 外野手では3年目の柳町 達外野手(慶應義塾高出身)もブレークしつつある。1年目は12試合、2年目も20試合の出場にとどまり、ここまでは1軍で戦力となることができていなかった。しかし、今年は開幕直後の3月31日に1軍昇格を果たすと、ここまで48試合の出場で打率.312(157打数49安打)とハイアベレージを記録している。

 栗原 陵矢外野手(春江工出身)の離脱で1つ空いた外野のレギュラーをつかみそうだ。6月上旬に下半身のコンディション不良で登録を抹消されたが、2軍では6月15日に復帰。リーグ戦再開と同時に1軍に復帰し、17日はスタメンでマルチ2安打をマークした。

 ソフトバンクは昨シーズン日本一を逃した。再び覇権を取り戻すためにも新しい戦力の台頭は欠かせない。投打のニューフェイスたちに注目したい。

<ソフトバンクの主なブレーク選手>大関 友久(投手/仙台大→2019年育成2位)渡邉 陸(捕手/神村学園高→2018年育成1位)柳町 達(外野手/慶応義塾大→2019年5位)

※数字は2022年6月17日終了時点

(記事=勝田 聡)