プロ野球も5月に突入した。ここまでを見る限りセ・パ両リーグともに大きく独走するチームはなく、まだまだ混戦が続きそうだ。そのなかで鍵を握るのが2軍から上がってくる「上積み」だ。

 故障や来日遅れなど様々な理由で、ここまで1軍での出場がない選手は多くいる。そんな彼らが本来の状態で1軍に上がってくればチームにとってこの上なく大きい。そこで、ここまで1軍で出番のない主な選手の状況を振り返ってみたい。

 パ・リーグ2連覇を目指すオリックスの投手を見ると、ベテランの増井 浩俊投手(静岡高出身)がここまで1軍未登板となっている。2軍では5試合に登板し、防御率5.57といまひとつ。しかし、4月27日の試合では6回2失点とまずまずの内容だった。

 中継ぎ陣では昨シーズン1軍で34試合登板の漆原 大晟投手(新潟明訓出身)とK-鈴木投手(千葉明徳出身)、18試合登板の吉田 凌投手(東海大相模出身)、16試合登板の海田 智行投手(賀茂高出身)と、15試合以上に登板した投手も2軍で汗を流している。

 一時は勝ちパターンを任されたこともあった漆原は10試合の登板で防御率10.32と調子が上がらない。吉田 凌は12試合で防御率3.55、海田も12試合で防御率2.25となっている。K-鈴木はオープン戦で5試合に登板も、開幕後は1軍、2軍とも登板がない。その他、能見 篤史投手(鳥取城北出身)、澤田 圭佑投手(大阪桐蔭出身)も1軍で登板していない状況だ。

 キャンプ序盤で左内腹斜筋の筋挫傷で離脱したドラフト1位右腕の椋木 蓮投手(高川学園出身)は5月3日の2軍戦(巨人戦)で2番手として初登板を果たし、3回を投げ2安打無失点。勝ち投手になっている。

 野手陣ではT-岡田外野手(履正社出身)が戦列を離れている。オープン戦では3月13日に初出場。3試合で打率.500(2打数1安打)だった。しかし3月18日のオープン戦で守備時にふくらはぎを負傷。そのまま離脱し2軍でも復帰を果たしていない。

(文:勝田 聡)