開幕から1ヶ月が経過した。ここまでを見る限りセ・パ両リーグともに独走するチームはなく、まだまだ混戦が続きそうだ。大きく抜け出すチームがない中で鍵を握るのが2軍から上がってくる「上積み」だ。

 故障や来日遅れなど様々な理由で、ここまで1軍での出場がない選手は多くいる。そんな彼らが本来の状態で1軍に上がってくればチームにとってこの上なく大きい。ここまで1軍で出番のない主な選手の状況を振り返ってみたい。

 立浪和義新監督体制となった中日は、野手では福田 永将内野手(横浜高出身)がここまで1軍での出場がない。昨年10月に右膝の半月板を手術しリハビリを行っていたが、4月に入ってから2軍で実戦に復帰。ここまで12試合に出場し一塁の守備にもついたが打撃面では本塁打はなく、打率.250となっている。ルーキーの福元 悠真外野手(智辯学園出身)も1軍に昇格した期間はあったものの出番は訪れなかった。

 投手陣では谷元 圭介投手(稲生高出身)、鈴木 博志投手(磐田東出身)、梅津 晃大投手(仙台育英出身)らが1軍で未登板となっている。そのなかで梅津はトミー・ジョン手術を受けた影響で今シーズンは全休予定。来シーズンへ向けたリハビリで過ごすことになる。

 昨年までは中継ぎとして起用されてきた鈴木だが、現在は2軍で先発として調整中。ここまで6試合35.2回を投げ防御率4.29の成績を残している。4月5日の試合では8回無失点、4月27日の試合では6回2失点と長いイニングも抑えられるようになってきた。今シーズン中に1軍で先発登板の機会はありそうだ。

 ベテランの谷元はここまで2軍で12試合に登板し、10.2回を投げ防御率は3.38。1軍の中継ぎ陣の状態次第で入れ替えのチャンスがありそうだ。

(文:勝田 聡)