News

楽天のルーキーでは強打の捕手・安田、早大出身右腕・西垣が1軍デビュー

2022.05.01

楽天のルーキーでは強打の捕手・安田、早大出身右腕・西垣が1軍デビュー | 高校野球ドットコム
西垣雅矢

 プロ野球が開幕して1ヶ月が過ぎた。昨年のドラフト会議で指名されたルーキーたちも、複数名が1軍デビューを果たしている。また1軍デビューはまだでも2軍で出場機会を得ている選手も多い。そこで各球団ルーキーたち(支配下のみ)のここまでの結果を振り返ってみたい。

 序盤から首位争いに加わっている楽天は、ドラフト2位の安田 悠馬捕手(須磨翔風ー愛知大)と、同6位の西垣 雅矢投手(報徳学園ー早稲田大)が1軍で出場機会を得た。

 安田は開幕1軍入りを果たすと、開幕戦で「8番・捕手」としてスタメン出場。最後までマスクをかぶった。翌日の試合では出場機会がなかったものの、開幕3試合目で再びスタメン出場を果たすと初安打を記録。さらに出場3試合目でプロ初本塁打もマークした。

 「打てる捕手」として期待が高まったものの新型コロナウイルス陽性判定を受け3月31日に登録を抹消された。すでに2軍戦では復帰を果たしており、4月23日の試合では1発も放った。打撃の好調さを維持しながら1軍昇格を目指す。

 西垣も安田と同様に開幕1軍スタートを勝ち取った。開幕戦でいきなり初登板のマウンドに登ると1回無失点と結果を残す。そのまま中継ぎとしてここまで5試合に登板し防御率3.60の内容。しかし4月9日の登板以降、なかなか出番がなく25日に登録を抹消された。

 その他の選手を見ると、ドラフト4位の泰 勝利投手(神村学園)をのぞき2軍では出場機会を得た。

 ドラフト1位の吉野 創士外野手(昌平)は4月19日に待望のデビューを果たす。2試合連続ノーヒットに終わるも22日の日本ハム戦で2安打をマークするなど、5試合で打率.375(8打数3安打)と好スタートを切った。一方、同3位の前田 銀治外野手(三島南)は19試合で打率1割台と打撃面で苦戦している。

 投手では松井 友飛投手(穴水ー金沢学院大)と吉川 雄大投手(広島広陵ー東海大ーJFE西日本)の2人が2軍でそれぞれ好結果を残している。中でも吉川は8試合の登板で失点したのは1試合のみ。その後は5試合連続で無失点投球を続けている。今年26歳になるオールドルーキーだけに1軍デビューを早めに勝ち取りたい。

(記事:勝田 聡


【楽天ドラフト指名】
<支配下>
1位:吉野 創士(外野手・昌平
[1軍]出場なし
[2軍]5試合 打率.375(8打数3安打) 0本塁打 0打点

2位:安田 悠馬(捕手・愛知大)
[1軍]3試合 打率.250(8打数2安打) 1本塁打 1打点
[2軍]6試合 打率.357(14打数5安打) 1本塁打 4打点

3位:前田 銀治(外野手・三島南
[1軍]出場なし
[2軍]19試合 打率.162(37打数6安打) 0本塁打 1打点

4位:泰 勝利(投手・神村学園
[1軍]出場なし
[2軍]出場なし

5位:松井 友飛(投手・金沢学院大)
[1軍]出場なし
[2軍]2試合(8回)1勝0敗 防御率1.13

6位:西垣 雅矢(投手・早稲田大)
[1軍]5試合(5回)0勝0敗 防御率3.60
[2軍]出場なし

7位:吉川 雄大(投手・JFE西日本)
[1軍]出場なし
[2軍]8試合(9.2回) 0勝0敗 防御率0.93

※数字は2022年4月24日終了時点

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

関連記事

応援メッセージを投稿

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

RANKING

人気記事

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.23

「無欲すぎて就職希望だったところを……」紅林弘太郎(オリックス)、恩師が明かす高校3年間

2024.04.23

【熊本】城南地区では小川工が優勝、城北地区では有明と城北が決勝へ<各地区春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.23

【春季埼玉県大会】地区大会屈指の好カードは川口市立が浦和実を8回逆転で下し県大会へ!

2024.04.21

【神奈川春季大会】慶応義塾が快勝でベスト8入り! 敗れた川崎総合科学も創部初シード権獲得で実りのある春に

2024.04.22

【和歌山】智辯和歌山、田辺、和歌山東がベスト8入り<春季大会>

2024.04.23

【大学野球部24年度新入生一覧】甲子園のスター、ドラフト候補、プロを選ばなかった高校日本代表はどの大学に入った?

2024.04.05

早稲田大にU-18日本代表3名が加入! 仙台育英、日大三、山梨学院、早大学院の主力や元プロの子息も!

2024.04.23

【全国各地区春季大会組み合わせ一覧】新戦力が台頭するチームはどこだ!? 新基準バットの及ぼす影響は?

2024.04.02

【東京】日大三、堀越がコールド発進、駒大高はサヨナラ勝ち<春季都大会>

2024.04.12

東大野球部の新入生に甲子園ベスト4左腕! 早実出身内野手は司法試験予備試験合格の秀才!