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佐々木朗希の快投はいつまで続く?

2022.04.15

佐々木朗希の快投はいつまで続く? | 高校野球ドットコム
佐々木朗希(大船渡-千葉ロッテ)

 プロ野球史上16人目の完全試合を達成したロッテの佐々木 朗希投手(大船渡高出身)が、快挙後初の登板に挑む。次回の登板は中6日の17日、日本ハム戦(ZOZOマリン)が予想される。快挙達成から1週間。今度はどんな投球を見せてくれるのか楽しみだ。

 完全試合達成は16人目だった。過去セ・リーグでは8人。パ・リーグでは7人だったので、佐々木朗はパ・リーグ8人目ということになる。

 そうそうたる投手が快挙を達成しているが、そのシーズンはその投手にとってどんなシーズンだったのだろうか。

 調べてみると達成した15人中、7人がキャリアハイの勝ち星をマークし、6人がキャリアハイの防御率をマークしている。約半数の投手にとって、そのシーズンがピークだった。ただ、最多勝や最優秀防御率のタイトルを取っているのは、最多勝と最優秀防御率の2冠に輝いた金田 正一投手(国鉄)と最優秀防御率を獲得した外木場 義郎(広島)しかいない。

 佐々木朗はここまで今季3試合に登板し、2勝0敗。23回を投げ7安打42奪三振3四死球4失点で防御率1.57。完全試合を達成したシーズン。佐々木朗の場合は、まだまだ野球人生のピークではないと信じたいが、本格的にローテーション投手として登板する最初のシーズンで、どこまで勝ち星と防御率をマークするのか。快挙後初のマウンドが試金石になるかもしれない。

[page_break:過去完全試合を達成した投手のシーズン勝敗と防御率]

<過去完全試合を達成した投手のシーズン勝敗と防御率>
★セ・リーグ
1950年 藤本 英雄(巨人)⇒26勝14敗 2.44
1956年 宮地 惟友(国鉄)⇒12勝12敗 2.53
1957年 金田 正一(国鉄)⇒28勝16敗 1.63
1960年 島田 源太郎(大洋)⇒19勝10敗 2.29
1961年 森滝 義巳(国鉄)⇒10勝8敗 2.30
1966年 佐々木 吉郎(大洋)⇒8勝8敗 3.04
1968年 外木場 義郎(広島)⇒21勝14敗 1.94 
1994年 槙原 寛己(巨人)⇒12勝8敗 2.82
★パ・リーグ
1955年 武智 文雄(近鉄)⇒10勝16敗 2.56
1958年 西村 貞朗(西鉄)⇒7勝10敗 2.76
1966年 田中 勉(西鉄)⇒23勝12敗 2.34
1970年 佐々木 宏一郎(近鉄)⇒17勝5敗 2.05 
1971年 高橋 善正(東映)⇒7勝11敗 3.27
1973年 八木沢 荘六(ロッテ)⇒7勝1敗 2.76
1978年 今井 雄太郎(阪急)⇒13勝4敗 2.39

この記事の執筆者: 高校野球ドットコム編集部

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