ヤクルト・内山 壮真捕手(星稜出身)が開幕1軍入りへ向けて、オープン戦で猛アピールを続けている。

 2020年ドラフト3位で指名を受け、星稜からヤクルトに入団した内山は春季キャンプで1軍に抜擢されるとそのまま完走。オープン戦に入ってからも1軍に帯同を続けている。

 3月15日終了時点でオープン戦全12試合に出場。打率.259(27打数7安打)、1本塁打、5打点と飛び抜けているわけではないが、高卒2年目の捕手と考えれば上出来だろう。チームは正捕手の中村 悠平捕手(福井商出身)が離脱中。高津 臣吾監督は中村の状態に関して詳細を明らかにしておらず、現時点で開幕1軍入りするかどうかも分からない状態だ。

 仮に中村が開幕戦に間に合わなければ内山が開幕1軍入りだけでなく、スタメンマスクを被る可能性も十分ありそうだ。この時期になっても内山を1軍に帯同させ、試合で起用し続けていることからも期待は大きい。

 さて現在、ヤクルトの高卒捕手は中村、内山の他に西田 明央捕手(北照出身)、古賀 優大捕手(明徳義塾出身)と合計4人いる。内山以外の3人は高卒2年目にどのような成績を残していたのだろうか。振り返ってみたい。

 2008年ドラフト3位で指名を受け福井商からプロ入りした中村は、2年目の2010年に3試合に出場しプロ初安打を記録。打率.333(6打数2安打)の成績を残した。当時の正捕手であった相川 亮二捕手(東京学館出身)は120試合に出場し、打率.293(427打数125安打)、11本塁打と打撃面で優れた結果を残していた。控え捕手には川本 良平捕手(崇徳出身)や福川 将和捕手(大体大浪商出身)らもおり、高卒2年目の中村が競争をするような状況ではなかった。

 2016年ドラフト5位で指名を受け明徳義塾からプロ入りした古賀は2018年に7試合に出場。打率.077(13打数1安打)の成績だった。西田 明央(2010年3位)は1軍出場がなかった。

 現在の正捕手である中村でも高卒2年目はわずか3試合の出場にとどまっていた。若い選手にチャンスが巡ってくるかは、本人の実力だけではなく正捕手の有無やチームの状況にもよる。そのため一概には比較できないものはあるが、内山は先輩たちの高卒2年目当時の成績を追い越すことができるだろうか。

 まずは残りのオープン戦でも結果を残し、開幕1軍入りをつかみ取りたい。

<ヤクルトの高卒捕手の2年目の成績>

中村 悠平福井商出身・2008年3位)
[2010年]3試合 打率.333(6打数2安打) 0本塁打 1打点

西田 明央北照出身・2010年3位)
[2012年]1軍出場なし

古賀 優大明徳義塾出身・2016年5位)
[2018年]7試合 打率.077(13打数1安打) 0本塁打 1打点

内山 壮真星稜出身・2020年3位)
[2022年]??

(記事:勝田 聡)